未来の島民やファンを共に育てる!
IP開発を軸とした小笠原村観光振興ビジョンのプロモーション

小笠原村観光局

目的


小笠原村が新たに策定した観光振興ビジョンの島外、島内での認知度を上げたい。

施策


小笠原の生きものたちをモチーフにしたIPを開発。キャラクターを活かした絵本製作および蔦屋書店での販売展開、都営地下鉄での謎解きスタンプラリーなどを実施。

効果


絵本は書店売上で1位を獲得。学校教材やお土産品としても利活用され、スタンプラリーも約1,000名の方が参加し、既存の小笠原好きだけでなく、新規層への認知拡大にもつながった。

 

小笠原村観光局
独自の生態系と美しい自然環境を誇り、ユネスコの世界自然遺産にも登録された小笠原諸島。小笠原諸島全域を領域とする小笠原村では、村の魅力を広く発信し、観光客誘致につなげるための様々なPR活動を積極的に展開しています。
観光局とCCCMKは共育プロジェクト「おがさわラボ」を展開しており、これまでにもキャッチコピーの募集やオリジナル商品の開発を行った実績があります。
今回はさらに取り組みを広げ、立体的な施策の設計によって小笠原村の掲げる観光振興ビジョンの認知拡大を目指した事例についてご紹介します。


目的

小笠原村は、小笠原の観光に共感いただける方、小笠原が好きな方に何度も繰り返して来ていただける島づくりを目標とし、これからの10年間の観光振興の方向性を示した小笠原村観光振興ビジョン「Ogasawara SMILE Tourism(スマイルツーリズム)※」を策定。その認知拡大と、ビジョンに込めた思いを適切に伝えることを目的として、本施策が始まりました。

島外のみならず島内にも広く周知し、島民とも小笠原の観光の方向性を共有することで、一人一人が小笠原の観光を支えているという機運を高め、「人が主役の観光振興」の実現を目指す取り組みを考えました。

小笠原村観光振興ビジョン~Ogasawara SMILE Tourism~


施策

全体設計に先立ち「おがさわラボ」で「Ogasawara SMILE Tourism」をテーマにした投稿を募集しました。集まったアイデアから発想を広げ、絵本製作や書店プロモーション、スタンプラリーなどを掛け合わせた統合プロモーション※を実施しました。

Ogasawara SMILE Tourism統合プロモーション【メグローのSMILE大作戦!】 


IP開発とその効果を最大化する絵本製作と書店での特設販売

施策全体の一体感を醸成するために、展開の核となるツールとして、小笠原の希少な資源である固有の生きものたちをモチーフにしたキャラクター(IP)を開発しました。そのキャラクターたちが躍動するオリジナルの絵本やグッズも製作することで、抽象的な概念も含むビジョンの内容を子どもたちも含めたすべての世代に分かりやすく伝えるための工夫を行いました。

製作した絵本は蔦屋書店(代官山・梅田・六本松の3店舗)で、小笠原の特産品等とあわせて装飾展開された特別コーナーで販売を実施しました。また島内においては保育園、小中学校といった教育機関での配布をはじめ、地元の売店で“新しいお土産”としての取り扱いや、島民による自主的な読み聞かせ活動なども生まれました。


謎解きスタンプラリーで、参加型の情報発信コンテンツを提供

参加したくなるエンターテインメント体験を通じて能動的に情報を取り入れてもらうために、都営地下鉄での謎解きスタンプラリーも実施しました。駅のポスターや特設サイトで提示された“小笠原にまつわる暗号”を解くと特定の駅名を知ることでき、その駅構内に設置されたポスターのQRコードを読み取ることでデジタルスタンプが取得できる仕組みになっています。東京都にも協力をいただき、都営線全101駅でのポスター掲出や東京都が保有するデジタルサイネージ等での告知も行うことができました。


効果

書店での絵本売上は好調で、フェア期間中の児童書売上部門において六本松蔦屋書店で1位、代官山蔦屋書店・梅田蔦屋書店では2位を獲得しました。
普段プロモーションを行うことが多い東京(代官山)だけでなく、大阪(梅田)・福岡(六本松)という通常と異なるエリアでもタッチポイントを創出することができました。

謎解きスタンプラリーには想定を超える参加者(約1,000名)が集まり、島外における新しい“小笠原体験”の可能性を発見することもできました。また参加者の約半数が「来島経験なし」というデータも取得でき、こちらも想定以上の新規顧客層へのアピールにつながったという成果を得られました。

CCCMKホールディングスを選んだ決め手

前段でもお伝えしましたが、観光局とCCCMKは従前より共育プロジェクト「おがさわラボ」を展開しています。そこでは小笠原への知識も関心も一様でない様々な生活者の声にも耳を傾けながら、うまく施策へと昇華できるように取り組んでいます。
また、小笠原村の魅力を知ってもらうためのタッチポイントを広げたいという狙いもある中で、全国に拠点を持つ蔦屋書店の強みも採用のポイントにしていただけました。

CCCMKホールディングスでは、Vポイントのデータを活用した販促施策だけでなく、IP開発やコンテンツ制作、リアルイベントの企画~集客・実施まで幅広いご提案が可能です。
小さなことでもご相談いただければと思いますので、ぜひお気軽にご連絡ください。

小笠原村観光局さまありがとうございました!!


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