Z世代の新商品人気ランキング!アイス・菓子・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2022年6月発売版-
こんにちは、CCCマーケティングの田中です。
約7,000万人のT会員の購買データを基に、新商品の初動2週間を比較した人気ランキングを調査しました。新商品の傾向や、セグメント別の消費傾向の理解にお役立てください!
6月の新商品ランキングでは、「Z世代」に注目。
T会員全体のランキングと比較しながら、アイス・菓子・清涼飲料・アルコール類の4つのカテゴリ別にみていきましょう。
なお、今回使用するデータは、下記よりダウンロード可能です。ぜひダッシュボードを操作しながらご覧ください。
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今回使用するデータの概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
データ抽出期間:2022年6月1日~2022年7月13日
新商品判定期間:2022年6月1日~6月30日
購買期間:商品発売日を含む14日間(初動の2週間を比較)
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・10~79歳の男女(満年齢基準日:2022年4月1日)
※このデータはJICFSマスタをベースにCCCマーケティングで独自の加工を行ない作成されました。
ハーゲンダッツ「CREAMY GELATO」シリーズはZ世代に人気!
まずは、アイスクリームカテゴリです。
Z世代ランキング・T会員全体ランキングともに、1位は、ロッテ「爽 冷凍みかん」でした。
2位にはハーゲンダッツジャパン「CREAMY GELATO ピスタチオミルク」、3位にハーゲンダッツジャパン「CREAMY GELATO ミックスベリー&クリームチーズ」がランクイン。
T会員全体では、それぞれ3位と5位となっており、CREMEY GELATOシリーズはZ世代から人気が高いことが分かります。
「CREAMY GELATO」シリーズは、2つのフレーバーを混ぜて食べる”ねり食べ”が話題になっている商品。体験を重視する「コト消費」傾向であると言われているZ世代に、”ねり食べ”という体験が魅力的なのかもしれませんね。
その他、5位には炭酸飲料「ファンタ」とコラボした丸永製菓「丸永 FANTA Orangeアイスバー」、6位には不二家のチョコレート「ルック」とコラボした赤白牛乳「不二家ルックアーモンドアイスバー」と、コラボ商品がランクイン。
T会員全体と比較してランキングに大きな差はないため、初動2週間におけるZ世代のコラボ商品への反応は平均的だったようです。
「4Dグミ/ポムポムプリン」が4位!推し活の影響も?
次に、菓子カテゴリを見ていきましょう。
Z世代ランキングの1~3位は、T会員全体ランキングと同様の結果となりました。
注目したいのが4位にランクインした、ハート「4Dグミ/ポムポムプリン」です。T会員全体ランキングでは9位となっており、Z世代からの人気が特に高いことが分かります。
ハート「4Dグミ/ポムポムプリン」については、Z世代から大人気のアイドルグループ「JO1」のメンバーが、「ポムポムプリン」に似ているなどと(ご本人も認めているとか!)ファンの間で話題になっていて、関連グッズを集めるなどの動きも、この結果に影響しているのかもしれません。また、近年グミ自体もYouTubeをはじめとしたSNSで話題になっており、人気に拍車がかかっている可能性もあります。
ちなみに、6位にランクインしている、ネスレ日本「キットカット」もアンバサダーを「JO1」が務めており、Z世代の新商品ランキングには、推し活やSNSによる影響が隠れているのかもしれませんね。
清涼飲料×お菓子 コラボ商品への反応は?
続いて、清涼飲料カテゴリです。
Z世代ランキング・T会員全体ランキングともに、1位はキリンビバレッジ「キリン 午後の紅茶 for HAPPINESS 熊本県産いちごティー」でした。
2位には、チュッパチャプスとコラボした、ポッカサッポロフード&ビバレッジ「がぶ飲みチュッパチャプス ストロベリークリームソーダ」がランクイン。
「がぶ飲み」シリーズは、男子中高生をメインターゲットとしていたり、Z世代から人気の漫画・アニメ作品「僕のヒーローアカデミア」とコラボしたキャンペーンを実施していることなどから、T会員全体ランキングよりも順位が高くなっているのかもしれません。
5位には、SNSで話題のサントリーホールディングス「サントリー ペプシ からあげ専用コーラ」、7位にはライフスタイルブランド「ELLE」とのコラボ商品、ダイドードリンコ「ダイドー ELLE×ミウソーダレモネード」がランクイン。どちらもT会員全体ランキングよりも順位が高い結果となり、話題の商品を購買している様子がうかがえます。
ジュースのような飲み口のお酒が人気?
最後に、アルコール類カテゴリです。※20歳以上に限定したデータです。
Z世代ランキング・2、3位以外は、T会員全体ランキングと同様の結果となりました。
2位には、寶酒造「寶「丸おろし」<ピーチ>」がランクインし、T会員全体ランキングと比較すると順位が高い結果となりました。
こちらは、2020年に発売した “寶「極上フルーツサワー」<丸おろしピーチ>”をリニューアルした商品。桃のジュースのような飲み口で、お酒を飲み始めた人が多いZ世代でも飲みやすいことが人気に影響しているのかもしれません。
セグメントごとにランキングは異なる?
Z世代の6月の新商品ランキングからは、推し活やSNSの影響も垣間見えました。
今回のコラムではZ世代のみのご紹介でしたが、以下のダッシュボードでは、セグメントごとの新商品の動向を無料で公開しています。
「アイスクリーム」「菓子」「清涼飲料」「アルコール類」の4カテゴリを、「Z世代」「ミレニアル世代」「SNS派」「パパママ」など、計10個のセグメント別にお手元で操作いただきながらご確認いただけます。
こうした、年齢や志向性などを基にした購買分析ができるのは、約7,000万人の属性データと購買データをシングルIDで管理しているCCCマーケティングだからこそです。
ダッシュボードは無料でダウンロードできますので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
※データは毎月自動で更新します。
※PCでの閲覧を推奨しております。
※CCCマーケティングでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
田中友理|マーケティングユニット
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