【2023年最新】「モンスターエナジー」と「レッドブル」の購買者をデータ分析
こんにちは、CCCMKホールディングスの永田です。
エナジードリンクとは、カフェインや糖分に加えて、アミノ酸のひとつであるアルギニンが含まれている炭酸飲料(清涼飲料水)です。
味もさまざまなものが増え、仕事・勉強のお供として購買している方も多いのではないでしょうか?
今回は、中でもエナジードリンクの2大人気ブランドである「モンスターエナジー」と「レッドブル」の購買者層や趣味・志向の違いを読み解きました。
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エナジードリンクのデータ概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
期間:2022年1月1日~2022年12月31日
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買
対象者:全国・15~89歳の男女
モンスターエナジーとレッドブルを購買するのはどんな人?
2大人気ブランドである「モンスターエナジー」と「レットブル」購買者の「性別」「年代」について見てみましょう。
今回使用したデータは、下記からダウンロードしていただけます。ぜひダッシュボードを操作しながらご覧ください。
【性別】
性別について見てみると、どちらも購買者はどちらも男性が若干多いものの、それほど大きな男女差はありませんでした。
エナジードリンクは男女ともに支持されているようです。
【年代別】
それぞれの年代別購買者をみると、男女ともに「20~40代」が多いようですが、それぞれ購買する年代には特徴がありそうです。
男性は20代前半までモンスターエナジーの比率の方が高いですが、30代に入るとレッドブルの比率の方が高くなっています。
一方で女性は20代前半まではモンスターエナジーの割合の方が多いものの、20代後半~40代ではレッドブルの比率が安定して高くなり、40代~50代前半でレッドブルとモンスターエナジーの比率が逆転しています。
男女ともに若年層はモンスターエナジーの方が比率が高く、30代以降男性ではレッドブルの比率が高まるものの、女性はモンスターエナジーの比率が高まるようです。
モンスターエナジーは10-20代男性に人気
購買データの分析によって、モンスターエナジーを購入しているユーザーの傾向が明らかになりました。
【モンスターエナジーの主な購買層】
特徴的な購買者層は10~29歳男性で、学生や働き始めが多いため毎日をエネルギッシュに過ごすお供として、モンスターエナジーが選ばれているのかもしれません。
レッドブルはバリキャリ系ビジネスウーマンに人気
レッドブルの購買データを分析した結果、以下のようなユーザーの傾向が明らかになりました。
【レッドブルの主な購買層】
レッドブルは25~39歳女性に支持されています。
趣味は国内外の旅行やスポーツ観戦で、仕事でも海外志向が高く、仕事の気力回復などのタイミングでモンスターエナジーよりもレッドブルを選ぶことが多いのかもしれません。
モンスターエナジーとレッドブル購買者の特徴
次に、それぞれの購買者がどのようなライフスタイルなのか
・モンスターエナジー:10~29歳男性
・レッドブル:25~39歳女性
の特徴的な購買者層に絞って見てみましょう。
それぞれのカテゴリで購買している商品から読み解きます。
購買している書籍
まずは書籍について見ていきます。
モンスターエナジー購買者の特徴
・「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」や「リコリス・リコイル Ordinary days」など、ライトノベルス文庫が人気
・女性タレント写真集も人気
レッドブル購買者の特徴
・「ジェイソン流お金の増やし方」や「やる気に頼らず「すぐやる人」になる37のコツ」など、ビジネス関連書籍が人気
購買している食品
購買している食品からもライフスタイルについて見てみます。
モンスターエナジー購買者の特徴
・ブルボン「ポテルカ しお味」、東ハト「あみじゃがうましお味」など、ポテトチップス系のお菓子が上位
・チョコレートの人気が高い(10商品中4商品)
レッドブル購買者の特徴
・岩塚製菓「大人のおつまみ えび黒胡椒」や江崎グリコ「クラッツ ペッパーベーコン」など、米菓などおつまみ系のお菓子が人気
・スナック菓子が多数ランクイン(10商品中5商品)
購買している飲料
次に、飲料についても見てみましょう。
※アルコールの購買に関しては、20歳以上に限定したデータです。
モンスターエナジー購買者の特徴
・サンガリアの「まろやかいちご&ミルク」「まろやかメロン&ミルク」「まろやかバナナ&ミルク」などを筆頭に、乳飲料が人気(10商品中5商品)
レッドブル購買者の特徴
・カゴメ「野菜生活」シリーズや伊藤園「1日分の野菜 ビタミン12種」、乳酸菌配合のポッカサッポロフード&ビバレッジ「黒糖豆乳飲料ユーグレナ入り」など、野菜ジュースが多数ランクイン(10商品中4商品)
モンスターエナジーとレッドブルの購買者層は異なる
「モンスターエナジー」と「レッドブル」それぞれのエナジードリンク購買者を分析すると年齢・性別だけではなく、趣味・志向などの違いも見えてきました。
このような分析はCCCMKホールディングスが約7,000万人の属性データと購買データをシングルIDで管理しているからこそできることです。このようなデータを活用したダイレクトアプローチ施策も可能なので、お気軽にご相談ください。
なお、今回の記事の元になっているデータはダウンロードしていただけます。こちらもぜひご覧ください。
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
永田桜子|マーケティングユニット
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