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データ活用とは?活用するデータの種類やメリット、成功事例を解説

ビジネスを成長させるために、データ活用に注目する企業が増えています。普段、さまざまな活動を行う企業には、顧客データをはじめ、売上データ、製品データ、広告データといった膨大なデータが蓄積されています。これらを活用することで、「業務の効率化」「新たなビジネスチャンスの発見」などにつなげることが可能です。
本記事では、活用するデータの種類やデータ活用のメリット、成功事例などについて紹介していくので、参考にしてください。

目次[非表示]

  1. 1.データ活用とは、社内外のデータを経営課題解決のために活用すること
    1. 1.1.データドリブンとの違い
    2. 1.2.データ分析との違い
  2. 2.活用するデータの種類
  3. 3.データ活用のメリット
    1. 3.1.現状把握や将来予測の精度が向上する
    2. 3.2.意思決定が迅速化する
    3. 3.3.新たなビジネスチャンスを発見できる可能性が高まる
  4. 4.CCCMKホールディングスでできるデータ活用
    1. 4.1.Blabo!とは
    2. 4.2.施策事例:Blabo!を活用!料理初心者の男性向けのミールキットを開発
  5. 5.社内外の情報をうまく利用してデータ活用を進めよう

データ活用とは、社内外のデータを経営課題解決のために活用すること

企業に蓄積されたデータや社外のデータを活用すると、業績向上や業務効率化といった経営課題の解決につながります。データをもとに、客観的な視点で課題や現状の把握ができることから、多くの企業でデータ活用を取り入れています。
 
総務省の調査によると、「経営企画・組織改革」「製品・サービスの企画、開発」「マーケティング」「生産・製造」「物流・在庫管理」「保守・メンテナンス・サポート」などの、いずれかの領域でデータ活用を取り入れている企業は、大企業で約9割、中小企業で5割以上です。また、データ活用の効果についても、「非常に効果があった」または「多少効果があった」と回答した企業は、いずれの領域でも5割以上となっており、データ活用をすることで多くの企業がメリットを感じていることがわかるでしょう(*1)。

データドリブンとの違い

データ活用と似た言葉で、近年注目されているのが「データドリブン」です。データを取り扱う点ではデータ活用と同じですが、データドリブンは、経験や勘に頼らず膨大かつ複数種類のデータ(ビッグデータ)を分析し、経営判断や企業活動のあらゆる意思決定に役立てることを指します。
データ活用とデータドリブンには、下記のような違いがあります。

■データ活用とデータドリブンの違い
 

データ活用は活用範囲が限定的であるのに対し、データドリブンはリアルタイムに従業員の誰もがデータを閲覧・分析し、業務に活かす点が異なるといえるでしょう。
 
データドリブンについて詳しくは、下記の記事をご参照ください。
データドリブン(データ駆動)とは?意味や実践法、成功事例を解説

データ分析との違い

データ活用を行うための手段には、「データ化(ペーパーレス化、見える化など)」「自動化(RPA、自動処理など)」「情報共有(ダッシュボードなど)」「データ作成」などのほか、「データ分析」があります。
データ分析とデータ活用には、下記のように目的に違いがあります。
 
<データ分析とデータ活用の目的>
・データ分析:さまざまな方法でデータを集め、その中から知りたい情報を獲得すること
・データ活用:データ化・自動化・データ分析などの手段を用いて、課題の解決に役立てること
 
データ活用には、データ分析などから得られた情報を業務に落とし込む能力が必要になります。一方、データ分析では、データ自体への理解や加工方法、時系列分析といった分析手法を身に付けることが必要です。

活用するデータの種類

データ活用で利用するデータは、大きく社内で蓄積したデータと外部データの2つに分かれます。その一例を挙げるだけでも、下記のようにさまざまな種類があります。
 
■活用するデータの一例

上記のデータを掛け合わせて活用することで、業績向上や業務効率化、マーケティング施策の立案などに役立てることが可能です。特に、マーケティングでは顧客のニーズを把握することが重要なため、社内の蓄積されたデータだけでなく、社外データを活用することでより効果的な施策を実施できるでしょう。
中でも近年注目を集めているのが、SNSデータから顧客ニーズを収集するソーシャルリスニングです。リアルタイムで顧客の「生の声」を確認できることから、販促策や商品の改善にも役立ちます。
 
ソーシャルリスニングについて詳しくは、下記の記事をご参照ください。
ソーシャルリスニングとは?事例やツールを利用した分析手法を紹介

データ活用のメリット

活用のメリットにはさまざまなものが挙げられますが、下記の3つが代表的です。これらのメリットにより、業績向上や業務効率化といった経営課題を解決するための施策がより進めやすくなるのです。

現状把握や将来予測の精度が向上する

データ活用を行うと、正確に現状を把握でき、精度の高い将来予測ができます。経験や勘などの主観的な判断は、検証に時間がかかることも考えられます。
社内外のデータをもとに現状を把握すれば、正確な判断が可能になり、客観的な将来予測につながります。

意思決定が迅速化する

企業の競争力を向上させるためには、素早い意思決定が欠かせません。データをもとに現状を把握・分析すると、最善と考えられる施策を客観的に判断でき、社内外の関係者とリアルタイムで認識を合わせやすくなります。
データ活用を導入した施策は、実行後の検証もデータをもとに迅速に行えるため、高速でPDCAサイクルを回せるでしょう。

新たなビジネスチャンスを発見できる可能性が高まる

データ活用を導入すると、社内外のデータから新たなビジネスチャンスが発見できることもあります。複数のデータを掛け合わせて分析することで、今まで見えてこなかった課題や顧客のニーズが把握でき、新商品の開発やマーケティング施策の立案に役立つことがあるのです。
例えば、マーケティング施策の立案の場面では、自社の顧客層の購買データを社内外から収集し、ヘビーユーザーやライトユーザーに分けて購買傾向を分析することで、それぞれのタイミングに合ったマーケティング施策を検討することができます。
このように、データを根拠や手掛かりにして課題や新しいビジネスチャンスを発見できることは、大きなメリットです。

CCCMKホールディングスでできるデータ活用

CCCMKホールディングスでは、「Blabo!」というソーシャルリスニングサービスを活用して商品開発やプロモーション施策の策定を行うことが可能です。

Blabo!とは

Blabo!とは、「生活者の本音」からインサイトを導き出すためのコミュニケーションプラットフォームです。
企業が知りたい内容を、生活者が回答しやすい「お題」として掲載し、ウェブサイトやアプリを通じて生活者の声を集めることができます。
Blabo!では今のブランドに対するイメージを収集して、分析することで打ち出していくブランドイメージを策定することができます。

施策事例:Blabo!を活用!料理初心者の男性向けのミールキットを開発

女性メインの商品開発を変え、料理初心者の男性向けの新商品開発を行うため、男性が料理をする際にハードルとなる部分がどこなのか、Blabo!を通じて生の声を収集しました。
 
実際の体験をもとにした「自分ゴト」視点のアイデアが集まり、「旦那が料理をすると台所が汚れて結局自分が片付ける」との声が寄せられ、男性向け新商品を開発するにあたり、作りやすさだけではなく「片付け」が重要ということが分かりました。
 
寄せられたアイデアをもとに、2品20分の時短メニュー+片付けのポイントをまとめた冊子をセットにした商品が開発されました。料理ができるだけではなく、後片付けのポイントも身につくので、1回で終わらず、今後の料理の習慣化にもつながります。

社内外の情報をうまく利用してデータ活用を進めよう

データ活用をすると、さまざまな課題の解決に繋がります。しかし、社内で収集できるデータには限りがあり、分析を行うにも労力が大きくかかる場合があります。
 
CCCMKホールディングスでは、紹介したソーシャルリスニングサービス「Blabo!」のほかにも、約1.3億人(有効ID数)のT会員の購買・行動データを活用した自社商品購買者分析や、マーケティング施策の実施が可能です。
施策にデータを活用したい際は、ぜひご相談ください。

*1 出典:「デジタルデータの経済的価値の計測と活用の現状に関する調査研究の請負報告書」P47・61(総務省)​​​​​​​(2023年7月21日に利用)

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