新常態での《曜日別》テレビ視聴の傾向分析!~コロナ禍とテレビ視聴の変化~
リモートワークの推奨、ライブやイベントのオンライン配信など、これまでにはなかった新常態=ニューノーマルが浸透してきています。
みなさんもコロナ禍での日常生活を送る中で、テレビの視聴時間が増加しているのではないでしょうか。
前回の新型コロナとテレビ視聴の分析では、特に20代男性の視聴増加率が高いことが明らかになりました!
緊急事態宣言が発令されていた4月に比べて、感染防止に十分に気をつけながらも以前と近い日常生活を送る昨今。テレビの視聴時間はどのように変化しているのでしょうか。
今回は、新常態=ニューノーマルでの生活が当たり前となった2020年7月〜9月の期間での、曜日別の視聴傾向を調査してみました!
ライブ視聴では全ての曜日で視聴時間が減少していた!
まずはライブ視聴率からみてみましょう!
このデータでは、2020年4月〜6月と2020年7月〜9月の曜日別・平均視聴時間を比較している。
2020年7月〜9月の視聴時間が、上がっていたのか?下がっていたのか?を構成比で表している。
グラフを見ると、4月〜6月に対して7月〜9月のライブ視聴の平均視聴時間は、全ての曜日で減少していることがわかりました。最も減少しているのは月曜日と水曜日で、4月〜6月に対して91%前後の視聴時間となっていました。
リモートワークや外出自粛が徐々に緩和されていくにつれて、ライブ視聴率は4月以前の水準に戻りつつあるのかもしれません。
それでは引き続き、録画での視聴時間をみてみましょう。こちらも減少しているのか?気になるところです。
録画視聴は、火・水・木・金・日の視聴時間が増加していた!
録画視聴もライブ視聴と同様に4月〜6月に対して視聴時間が減少している曜日があるものの、火・水・木・金・日曜日の録画視聴は、増加していることが明らかに!
休日となるのが一般的な土曜日と日曜日の録画視聴時間に対して、会社や学校で忙しい平日の火曜日や水曜日、木曜日の録画視聴が増加しているのはなかなか興味深いデータです。
もしかしたら、在宅期間に自分が好きな番組を見つけてファンとなり、その番組をリピート視聴する新しい習慣が浸透しているのかもしれません。
これまで、テレビ視聴時間が増加するのは土曜日と日曜日でしたが、コロナ禍を機に働き方だけではなくテレビとの向き合い方も変化してきているようです。
これまでの暮らし方が変化していく中で、新常態=ニューノーマルにおけるテレビ視聴傾向の変化にこれからも注目です!
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にお問い合わせよりご連絡ください。