テレビの見方は人それぞれ!コア・若年・ライト・ミドル・ヘビー視聴層の番組ランキングで調査!
テレビが大好きな筆者は、日々話題になっているドラマ・バラエティのチェックだけでなく、ニュースで最新情報を仕入れ、趣味・教養番組で新たな興味関心を広めている。そこで思ったのです!
近頃の生活スタイルの変化によってテレビの見方も多様になっている中で、テレビをあまりみない人とよくみる人の視聴番組の差ができているのではないか?最新の番組視聴率ランキングを使って、検証してみました!
今回は、テレビ業界で「テレビ視聴の中心となる層」と定められている、13~49歳の男女(コア層)とテレビ離れしていると噂の10~20代の若年層の比較に加えて、テレビをよくみている層(ヘビー視聴層)、あまりみていない層(ライト視聴層)、その中間の層(ミドル視聴層)の番組ランキングからその傾向を調査しました!
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【コア視聴者編】全体と比較して特徴的にみている番組は?
まずはテレビ視聴の中心であるコア層をみてみましょう。
基準となる全体に対して視聴率の差が大きかった順にTOP20のランキングにしました。
13~49歳までということもあり、子どもと一緒にテレビをみている人が多いのかアニメジャンル一色です!
NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」だけでなく、テレビ東京の「ポケットモンスター」や日本テレビの「それいけ!アンパンマン」、テレビ朝日の「ドラえもん」「クレヨンしんちゃん」など民放各局で放送されているアニメ作品がそれぞれランクインしている。20位にはバラエティ番組で唯一フジテレビの「逃走中」がランクインしている。
テレビ視聴のコアとされている人たちは、家族でアニメをみていることが多いのでしょう!
【若年層編】全体と比較して特徴的に見ている番組は?
次に、10~20代の若年層と呼ばれる人たちはどんな番組をみているのだろうか?
先ほどのコア層とうって変わって、バラエティ番組が多くランクインしている。
上位にランクインしているのはテレビ朝日の「ミュージックステーション」、日本テレビの「MUSIC BLOOD」、TBSの「CDTV ライブ!ライブ!」などの音楽番組という傾向が大きく違っている。
アニメジャンルでランクインしている番組では、ジャンプで人気連載中の作品「僕のヒーローアカデミア」(読売テレビ・日本テレビ系)で、同じアニメ番組といえども、コア層が視聴しているアニメ番組とは異なった傾向にあることがわかります!
【ヘビー視聴層編】全体と比較して特徴的にみている番組は?
続いて、テレビをよくみている人たちは、よくみている中でも何の番組を特徴的に見ているのか調査しました!
ランキングをみると日本テレビの「情報ライブ ミヤネ屋」がTOP10どころか13位まで独占!
基準となる全体に対して視聴率の差が大きい順に分析しているため、昼間のあまりテレビがつかない時間に放送されている番組が上位にあがってきている。
全体は仕事や学校で日中テレビがついている割合が低くなる傾向にあり、ヘビー視聴層のこの時間帯での視聴が特徴として出てきているということでしょう。特に日本テレビの「ヒルナンデス」から「ミヤネ屋」の流れが人気のようです!
【ミドル視聴層編】全体と比較して特徴的にみている番組は?
続いて、ミドル視聴層として、平均的にテレビをみている人達の結果。
なんとほぼランクインしている番組は、NHK総合の「NHKニュース7」だったのです。
コロナ禍のいま、日々様々なニュースがあふれる中で、ネットや民放のニュースではなく、NHKでニュースをみる、という習慣が生まれているのかもしれません!
【ライト視聴層編】全体と比較して特徴的にみている番組は?
最後に、テレビをあまりみていない人たちのランキングをみると、ランクインしているジャンルはアニメやバラエティ番組と大きな変化はありませんが、上位の放送時間をみてみると深夜の遅い時間に放送されているTBSの「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω」やテレビ東京の「乃木坂工事中」が目立っている。
深夜のアニメや、長年根強く人気がある特撮作品など。その放送に目的をもって視聴している人が多い番組がランクインしている。
テレビをあまりみないからこそ「この番組だけは絶対にみる!」というこだわりを感じる結果なのでしょう!
どの視聴者のランキングにもそれぞれ異なる特徴が!
今回の分析結果から、ひと口にテレビをみている人といっても年齢やテレビをみる量によって、視聴している番組の傾向に大きな特徴があることがわかります!
テレビをよく視聴している人の特徴は昼間の番組を視聴していて、視聴していない人は深夜帯の番組などピンポイントに選んで視聴しているような結果になっていた。
テレビ視聴の中心であるコア層は、家族や子ども向けアニメ作品を見ており、テレビはリビングで一緒に見るものという存在は、今も昔も変わっていないのかもしれません。
意外なポイントでは、今回のランキングではドラマがほとんど出てこなかったですが全体の視聴率と比較をして・・・という今回の調査手法だと、みんながドラマをみているため特徴としてはあがってこなかったということでしょう!あくまで今回は、特徴的に視聴率の高い番組が調査対象となってまとめています!
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