美容感度が高い男性が選ぶ化粧品は?ライフスタイルや購買の特徴などもチェック
こんにちは、CCCMKホールディングスの永田です。
近年、男性化粧品への注目は高まっています。
男性用化粧品はどのようなライフスタイルの方が購買しているのでしょうか?
美容感度が高い男性について約7,000万人のT会員の購買・行動データから読み解きました。
男性向け化粧品市場について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.今回使用するデータ概要
- 2.美容感度が高い男性の基本属性
- 3.ライフスタイルアンケートからみる美容感度が高い男性の特徴
- 3.1.生活様式
- 3.2.趣味・興味・関心
- 3.3.コンタクトとメガネの利用
- 4.購買する食品・飲料の特徴
- 4.1.購買される飲料の傾向
- 4.2.購買されるお菓子の傾向
- 5.購買する化粧品の特徴
- 5.1.化粧品カテゴリ全体の傾向
- 6.人気の化粧品ランキング
- 7.美容感度が高い男性の購買傾向からライフスタイルまで詳細に分析可能
今回使用するデータ概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
期間:2022年1月1日~2022年12月31日
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買
対象者:全国・23~64歳の男性・ライフスタイルアンケート※で「趣味:美容」回答者
※T会員のみなさまに、サイト上で任意で回答いただくアンケート情報
美容感度が高い男性の基本属性
まず初めに、美容感度が高い男性の基本属性をみていきましょう。
今回使用したデータは、下記からダウンロードしていただけます。ぜひダッシュボードを操作しながらご覧ください。
T会員全体の構成比(グレー横線)と比較すると、ボリュームゾーンは35~54歳、特に差分が大きいのは45~49歳でした。
(構成比差分+4.3%)20歳から徐々に美容感度の高まりがみえ始め、45~49歳でピークを迎え、50歳以降は徐々に減少していくという山型を描くグラフが見て取れます。
若い男性のほうが美容感度が高いというイメージがあるかもしれませんが、年齢による影響などの見た目に対する意識の変化があり、40代男性の美容感度が高まっているのかもしれません。
ライフスタイルアンケートからみる美容感度が高い男性の特徴
次に、ライフスタイルアンケートをもとに美容感度が高い男性のライフスタイルを見ていきましょう。
生活様式
賃貸マンションに居住しており、1ヶ月で自由に使える金額が「20万円以上」という方の割合が多い(解答率差分+3.9%)傾向がありました。
配偶者がいない割合も多かったので、自己投資にかけられるお金も多いのかもしれません。
趣味・興味・関心
趣味・興味・関心ではすべての項目でT会員全体との回答率差分が多く、趣味や興味に時間をかけている人が多いことがわかります。特に回答率が高くでたのは「ファッション(+67.4%)」「語学・資格取得(+52.7%)」「グルメ・食べ歩き(+51.8%)」です。
ファッションなどの見た目はもちろん、語学などの内面も含めて自己投資に興味がある方が多いのかもしれません。
コンタクトとメガネの利用
少し変わった項目としては、「コンタクトレンズとめがねの併用」をしている傾向がでてきました。(回答率差分+15.0%)
めがねはおしゃれアイテムとしても認知されていますが、「美容感度が高い男性」は、めがねをかけている割合が低い代わりに、コンタクトレンズとめがねを併用しており、ご自身でおしゃれのシーンに合わせて使い分けているのかもしれません。
化粧品などだけではなく、ライフスタイル全体においても美容や自己投資への感度の高さがみえてきました。
購買する食品・飲料の特徴
次に、美容感度が高い男性の購買行動をみていきましょう。
まずは食品・飲料カテゴリです。
購買される飲料の傾向
特徴的な購買商品TOP10を見てみると、栄養ドリンクやビールがランクインしています。
特に美容には欠かせないビタミンを摂取することができるエーザイの「チョコラBB」シリーズは上位3位までを占めています。
ビールでも糖質ゼロの「パーフェクトサントリービール 缶」などが購買されています。
飲料購買においてもできるだけ糖質ゼロのものなどを選びながら、不足した栄養素は栄養ドリンクで補っているという、美容に関する意識が感じ取れました。
購買されるお菓子の傾向
購買している菓子類をみてみると、チョコレートやチョコレートを使用した生菓子が多くランクインしていました。
生菓子でもモンテール「糖質を考えたプチシュークリーム」「糖質を考えたプチエクレア」などを購買しており、ビールの購買傾向にもあったように美容や健康意識が高く、糖質を意識した商品を購買しているのかもしれません。
チョコレートでは通常のものより素材にこだわって作られた、明治「厳選素材のたけのこの里」「厳選素材のきのこの山」がランクインしているので、ライフスタイルにもあったようにグルメへの興味関心が高いのかもしれません。
購買する化粧品の特徴
最後に、美容感度が高い男性の購買する化粧品についてみていきます。
化粧品カテゴリ全体の傾向
美容感度が高い男性からの購買率が高いカテゴリ(小分類)TOP10のランキングです。
定番のヘアケアアイテムやかみそりだけでなく、男性用洗顔料・パック、ボディローション・クリームなども購買しています。
さらに、メイクアップ化粧品だけに絞ってTOP10をみてみると、アイブロウやアイライナー、ファンデーションが上位にランクインしていました。
ナチュラルメイクが始めやすいベースの商品に加え、ワンポイントメイクのための化粧品も購買されています。
・リフト値が高い化粧品カテゴリ
続いて、T会員全体と比較した際に特徴的な(=リフト値が高い)商品カテゴリをみていくと、やはりボディケア化粧品や、男性化粧品があるため、美容感度が高いようです。
人気の化粧品ランキング
カテゴリごとの購買傾向を見てきましたが、実際にはどのような商品を購買しているのでしょうか?ランキング形式でみてみましょう。
・化粧品カテゴリ全体の購買率ランキング
・男性化粧品の購買率ランキング
化粧品カテゴリ全体では、定番ブランドの比較的リーズナブルな商品が多くを占めましたが、9位のフィーノ「プレミアムタッチ 浸透美容液ヘアマスク」など、スペシャルなヘアケアの商品も購買しています。
男性化粧品に絞ってみてみると、オールインワンクリームである「ウーノ バイタルクリームパーフェクション」が上位に入っているほか、シートタイプの男性化粧品も購買されやすいことから、手軽にケアできる商品が多く選ばれているといえます。
美容感度が高い男性の購買傾向からライフスタイルまで詳細に分析可能
美容感度が高い男性のライフスタイルについてご紹介してきましたが、CCCMKホールディングスでは約7,000万人のT会員の購買・行動データから、商品の購買傾向やライフスタイル・食品の好みまで幅広いデータを分析することが可能です。
データを活用した適切なプロモーションのご提案や、施策実施後の効果検証までマーケティングを一貫してご検討の企業さまは、ぜひ一度ご相談ください。
なお、今回の記事の元になっているデータはダウンロードしていただけます。こちらもぜひご覧ください。
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永田桜子|マーケティングユニット
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