Z世代・ベビーブーム世代の新商品人気ランキング比較!アイス・菓子・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2023年10月発売版-
こんにちは、CCCMKホールディングスの北村です。
約1.3億人(有効ID数)のT会員の購買データを基に、新商品の初動2週間を比較した「新商品人気ランキング」。
今回は、「Z世代(10~25歳)」と「ベビーブーム世代(57~75歳)」のアイス・菓子・アルコール類のランキングの違いに注目!
同じ2023年10月発売の商品で、どのような購買傾向の違いがあるのか見てみましょう。
なお、今回使用するデータは、下記よりダウンロード可能です。
「T会員全体」や「パパママ」、「SNS派」などの人気ランキングもご覧いただけます。
■こんな方におすすめ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料のトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
目次[非表示]
今回使用するデータの概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
データ抽出期間:2023年10月1日~2023年10月31日
購買期間:商品発売日を含む14日間(初動の2週間を比較)
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・10~79歳の男女(満年齢基準日:2023年4月1日)
※このデータはJICFSマスタをベースにCCCMKホールディングスで独自の加工を行ない作成されました。
アイスランキング!モナカはベビーブームのみでランクイン
先月の新商品ランキングではアイスに注目してセグメントによる好みの違いを見てみました。
関連:新商品人気ランキング!アイスクリームカテゴリの初動2週間を比較!-2023年9月発売版-
10月発売のアイスではZ世代とベビーブーム世代でどんな違いがあるのでしょうか?
Z世代・ベビーブーム世代どちらも、1位ロッテ「爽 生チョコinバニラ」、2位赤城乳業「セルフチョコレートクラッシュ!チョコミント」でした。
Z世代では、過去にカヌレ味やザッハトルテ味など斬新な味を発売しているあいすまんじゅうDessertシリーズの新商品である丸永製菓「あいすまんじゅうDessertフロランタン」が5位にランクイン。ベビーブーム世代では9位でしたが、この商品はミレニアム世代で6位、X世代で8位であり、若年層に人気のようです。
一方でベビーブーム世代ではZ世代はじめ他セグメントではランクインしていない森永製菓「栗入りあずきモナカ」が5位にランクインしていました。
過去コラムでは、「あいすまんじゅう」やモナカ系アイスは年代が上がるにつれて人気でした。あいすまんじゅうはロングセラー商品のためシニア人気がありましたが、新商品の斬新な味がZ世代に刺さっているのかもしれません。また、モナカは引き続きシニアに人気ということがわかりました。
参考:ハーゲンダッツとパピコは35歳と49歳でランキングが入れ替わる!アイスの1歳刻みランキング!
お菓子ランキング!冬期限定チョコレートでもZ世代とベビーブーム世代で人気に差がある
次に、お菓子のランキングを見てみます。
10月新商品は半世紀以上愛されているロングセラーの洋酒チョコのロッテ「ラミー」「バッカス」、雪のようなくちどけをたのしめるチョコの明治「メルティーキッスプレミアムショコラ」など冬期限定チョコレートが登場しています。
なかでも、Z世代は「メルティーキッスプレミアムショコラ」がトップですが、ベビーブーム世代ではランキング圏外で、年代が上がるにつれて順位が下がっていました。
ベビーブーム世代では「ラミー」「バッカス」が1・2位でした。
ロングセラー商品であるため、毎年買っているベビーブーム世代も多いのかもしれません。
同じ冬期限定のチョコレートですが、冬の風物詩として楽しみにしているブランドが世代ごとで変わってきていそうですね。
また、ベビーブーム世代は3・4・5位に三幸製菓「粒より小餅」「丸大豆せんべい旨口醤油味」「チーズアーモンド」など、他セグメントではランクインしていない米菓も多くランクインしているのが特徴的でした。
アルコール類ランキング!タコハイはターゲット世代30~50代に買われている
最後に、アルコール類に注目してみます。
Z世代では、1・2位にサントリー「ほろよい〈パッションパンチ〉」、「BAR Pomum〈白葡萄とモヒート〉」など甘口のチューハイがランクイン。
一方、ベビーブーム世代は甘口のチューハイはランクインせず1位アサヒビール「ドライクリスタル」はじめビール系が8割を占めていました。
今回はどちらの世代にもランクインしているサントリー「こだわり酒場のタコハイ」に注目してみます。
こちらはシンプルで飽きのこない味わいが魅力のプレーンサワーで、主に30~50代がターゲットの商品です。
350ml缶はZ世代では5位、ベビーブーム世代では2位でした。ミレニアム世代・X世代で3位ということも踏まえると、狙っていきたいターゲット世代に人気のようです。
ただ、500ml缶はX世代までは年代ごとに順位が上がっていましたが、ベビーブーム世代ではZ世代よりも低い9位でした。
セグメントごとにランキングは異なる!
10月の新商品ランキングではZ世代とベビーブーム世代に注目して購買傾向を読み解きました。
以下から無料でダウンロードできるダッシュボードでは「ミレニアム世代」「パパママ」「SNS派」など計10個のセグメント別で「アイスクリーム」「菓子」「清涼飲料」「アルコール類」の4カテゴリの新商品ランキングをご覧いただけます。
■こんな方におすすめ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料のトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
こうした、年齢や志向性などを基にした購買分析ができるのは、約1.3億人(有効ID数)の属性データと購買データをシングルIDで管理しているCCCMKホールディングスだからこそです。
ダッシュボードを無料でダウンロードして、その他のセグメントランキングもお手元でご確認ください!
※データは毎月自動で更新します。
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北村萌|マーケティングチーム
インサイドセールスでの経験を活かしながら
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