人生いろいろ テレビもいろいろ 北関東、東京23区…人気番組にも地域差が!?
「関東地方では……」などと総評されることがありますが、関東といっても一都六県あり、それぞれ人口も面積も違っています。北関東と称される茨城、栃木、群馬、日本最大の都市・東京、そして47都道府県の中でも人口の多い神奈川、埼玉、千葉。そんな一都六県だから、県別の特徴には違いがありそうだと思いませんか?
そんな疑問にお応えし、テレビ視聴の実態から「関東」の特徴を探ってみましょう!
2016年2月1日~2月14日の平日(土日祝除く)に、関東一都六県に住む人々が各テレビ局をどのくらい視聴していたのか、平均視聴割合を調べてみました。
果たして、この7エリアの人々は、どの時間帯に、どのテレビ局で、どんな番組を多く見ていたのでしょうか?分析結果をみてみましょう!
目次[非表示]
時間帯によって視聴割合が高いチャンネルはバラバラ。人気番組の存在がカギ!
まずは時間帯ごとに、どのテレビ局が多く見られていたのかを見てみましょう。今回調査したのは日テレ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビの5局。
朝昼晩の傾向として、朝はフジテレビと日テレが他局と大きく差をつけて人気です。昼は日テレとTBSが人気。そして晩は、他のテレビ局の視聴割合が減少のカーブを描いていく中、テレビ朝日とテレビ東京のみ、22時以降の視聴割合が増加!とくに、テレビ朝日は22時頃、テレビ東京は23時頃に視聴のピークがきているのには注目です。この2局の最高視聴割合に君臨しているのは、何を隠そう、テレビ朝日「報道ステーション」と、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」の2大人気番組。
「報道ステーション」は世の中の出来事に鋭く切り込むコメント、「WBS」はビジネスニュースや経済情報が充実していることが特徴といえます。どちらの番組も、ニュースやビジネスのトレンドをいち早くキャッチできる情報番組であることから、一日の終わりにチェックしておく人が多いのでしょう。
東京エリアはニュースの視聴が多い!エリアで違う視聴傾向結果はこちら!
さらに、関東一都六県の7エリアの視聴傾向をチェックしてみましょう!
総じて高い視聴割合の北関東地域(栃木・茨城・群馬)は根っからのテレビ好きの様子。一方、東京23区在住の人たちは忙しいのか、そもそもテレビを見ていないようです。
しかし、ある時間を境に変化が。夜が深くなるにつれて他エリアの視聴割合が下がる中、「報道ステーション」の時間帯でもある22時以降から、東京23区及び東京都下では視聴割合が上がる傾向に。さらに、他エリアの視聴割合が下がる傾向に対し、東京23区内と東京都下のみ「WBS」の放送が開始する23時頃から視聴割合が上がる傾向が!
テレビ朝日「報道ステーション」と、テレビ東京「WBS」の2大人気番組の視聴がアクティブになることから、東京、とくに23区は、ニュースやビジネスに関心の高い人が多く住んでいるエリアと考えられます。
結論
地域によって、時間帯ごとに見られているテレビ局・テレビ番組には違いがあったのです。 とくに東京23区在住の人は、 ニュース・ビジネス番組を見る“意識高い”系な視聴者なのでしょうか?!
同じ関東とはいえ、やはり7エリアそれぞれに違いが。とくに、東京23区在住の人たちは、夜にニュースやビジネスに役立つ情報のチェックを欠かさない、“意識高い”系なテレビ視聴者なのかもしれません。
今回のデータから明らかになった、同じ関東でもライフスタイルが異なるという特徴。ぜひマーケティングに活用してみてはいかがでしょうか。
Detail DATA
【テレビ局別】平日18時-24時までの平均視聴割合
【関東:一都六県別】平日18時-24時までの平均視聴割合
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にお問い合わせよりご連絡ください。