2016年夏のドラマ。満足度はどうだった!?
テレビのチャンネルをコロコロ変えながら、ちょこっと見て面白くなければ変える、面白ければそのままガッツリ見るということが誰しもあるでしょう。
バラエティ番組や情報番組などでは、「面白い!」と思ってもコーナーの変わり目でチャンネルを変えることは珍しくありません。
しかし、ドラマの場合はチャンネルを変えてしまうとストーリーについていけなくなってしまうため、面白いと感じたらそのまま見続ける人が多い。つまり、ドラマが最終話までどれだけ継続して見られるかは、第1話を「ちょこっと」みた人が、どれだけ継続して「ガッツリ」見るかがカギを握っている。
そこで今回は、2016年夏に放送されたドラマが「ちょこっと」視聴されたのか、「ガッツリ」視聴されたのか、第1話を分析してみました。
2016年7月7日~17日に放映されたドラマの第1話について、関東在住者の視聴状況を「ちょこっと」視聴と「ガッツリ」視聴に分類して分析。
ちなみに「ちょこっと」視聴と「ガッツリ」視聴の定義は、「番組全体の10%を見た」(60分の番組であれば6分)場合には「ちょこっと」視聴、「番組全体の50%を見た」(60分の番組であれば30分)場合には「ガッツリ」視聴としました。
それでは、視聴割合を「ちょこっと」視聴と「ガッツリ」視聴で分類した、2016年夏のドラマ番組(第1話)のランキング結果をチェックしてみましょう!
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あなたはちょこっと派?ガッツリ派?ドラマ第1話視聴ランキング
「ちょこっと」視聴ランキング1位は、「好きな人がいること」。さすが月9番組といえる結果に!一方で、「ガッツリ」視聴ランキングで最も高かったのは日テレ「家売るオンナ」でした!コメディタッチのテンポ良い展開に、多くの人が目が離せなかったのかもしれません。
「ちょこっと」視聴と「ガッツリ」視聴の上位5番組を比べてみると、トップ2の順位が入れ替わってはいるものの、3~5位は同じという結果に。ここからわかることは「ちょこっと」見た人が継続して「ガッツリ」見た、つまり多くの「ちょこっと」視聴層が、「このドラマ面白い!」と思って「ガッツリ」視聴層になったということです!
「ちょこっと」見た人のうち、「ガッツリ」見た人がどれくらい残っているかがわかれば、そのドラマの満足度がわかるはず!つまり、「ガッツリ」見た人が多く残っていればいるほど、面白いな、チャンネルを変えずに見ていたいな、という気持ちを沸き立たせる・魅力あるドラマである可能性が高いということだ。では、「ガッツリ」視聴者が多かった満足度が高いドラマのTOP10をみてみましょう!
最も視聴満足度が高かったドラマは?満足度ランキング
「ガッツリ」視聴ランキングでは着外だった「ドラマ24 侠飯~おとこめし~」(テレビ東京)と、「こえ恋」(テレビ東京)がランクイン!
「ドラマ24 侠飯~おとこめし~」も「こえ恋」も深夜0時以降に放送されていたため、ゴールデンタイムに放送されていたドラマと比べて視聴割合自体は低かったものの、コアな視聴者に「ガッツリ」見られた、満足度の高かった番組といえます。
老若男女、どんな人が、どんな楽しみ方をしているのか。そこで、上位にランクインした「侠飯~おとこめし~」についてさらに詳しく見てみましょう。今回は、チャンネル切り替えの自由がきく、つまり好みが明確に現れる一人暮らし世帯を世代別に比較してみました!
ドラマ24 侠飯~おとこめし~ 最も満足した人たちは誰だった?満足度比較
関東全体の満足度よりも、30代40代の一人暮らしが満足度が高いという興味深い結果に。登場人物の男子大学生が就職活動に四苦八苦する姿や、ヤクザの男性が作るシンプルかつ食欲をそそる料理、ユーモアと人情味が溢れるストーリーが一人暮らしの30代・40代に好まれたのでしょうか!?
「視聴時間の長さ」から、番組の人気度や満足度を読み解くこともできる!
今回は、ドラマの人気度の指標となる視聴割合ではなく、「ガッツリ」「ちょこっと」という「視聴時間」から番組の満足度を探ってみました。数字は実にさまざまなことを教えてくれます。
今回はドラマの第1話に絞って分析しましたが、バラエティ番組や情報番組など他のジャンルを調査してみても興味深い結果がでるかもしれません。みなさんは、どんなジャンルの分析に興味がありますか?
Detail DATA
2016年7月スタートのドラマの視聴割合
侠飯〜おとこめし〜(テレビ東京)第1話のセグメント別分析
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