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バラエティ番組で人気MCの「アノ人」。その人気を明らかに!

人気タレントの冠番組。みなさんもご存じのバラエティ番組も多いでしょう。やはりコンテンツとしても質が高く、「毎回裏切られない」という安心感があります。好きな番組は毎週必ずチェックする人も多いはずです。

しかし、バラエティと一口にいっても切り口はさまざま。果たして、同じ冠タレントの番組は、切り口の違う番組でも固定ファンがいるのでしょうか?いまやバラエティの顔、冠番組を多数持つ「マツコ・デラックス(以下、マツコ)」と「有吉弘行」の番組で検証してみました。

比較するのは、2016年6月に放送された「マツコ&有吉の怒り新党」2回のうち1回でも見た人のうち、「マツコの知らない世界」と「有吉ゼミ」をそれぞれ見た割合です。(この2番組は「平日のゴールデンタイム」という共通点があるため採用)。ライブ・録画視聴の両データを使用して分析してみました。

目次[非表示]

  1. 1.「マツコ&有吉の怒り新党」はマツコ派?有吉派?それぞれの単独MC番組視聴割合比較
  2. 2.ファンは深夜でも好きな人が出ている番組を見る!
  3. 3.同じMCでも番組によって視聴者層は異なるのか?番組別視聴者層比較分析
  4. 4.人気タレントには、番組の切り口が違っても年代の異なる固定ファンがいる
  5. 5.Detail DATA|番組別・視聴者の属性(性別・年代)

「マツコ&有吉の怒り新党」はマツコ派?有吉派?それぞれの単独MC番組視聴割合比較

この調査の結果、単独MCになった場合、マツコの番組のほうがより見られることが明らかに!「マツコ&有吉の怒り新党」を見ている人のうち、マツコの冠番組「マツコの知らない世界」を見ている人は42.6%と半数近い結果に。一方、有吉の冠番組「有吉ゼミ」は23.6%という結果に。さすが、マツコの引きは強いのか?しっかりファンを獲得しているようです。

では、そのマツコの数ある冠番組は、それぞれどれくらい見られているのでしょうか?2016年6月~7月に放送された「マツコの知らない世界」「夜の巷を徘徊する」「マツコ会議」全4回のうち、視聴者たちがそれぞれの番組を何回見たのかを調べてみました。

ファンは深夜でも好きな人が出ている番組を見る!

「マツコの知らない世界」を2回以上視聴した人は50.5%と、半数以上も!「夜の巷を徘徊する」も40.7%、「マツコ会議」は36.1%。深夜番組であってもかなりしっかり見られているようです。一定数固定ファンがいることがうかがえます。

ではさらに、マツコのそれぞれの冠番組を毎回必ずチェックしていた、固定ファンともいえる人たちを詳しく調べてみたので検証してみましょう。同じく2016年6月~7月に放送された「マツコの知らない世界」「夜の巷を徘徊する」「マツコ会議」全4回を4回すべて見た人の属性(年齢層)データをまとめてみました。

同じMCでも番組によって視聴者層は異なるのか?番組別視聴者層比較分析

マツコの番組は、男性では40代と50代、女性では30代と40代にとくに支持されているが、「マツコ会議」のように女性の10代・20代に強く支持された番組も!どの年代にもマツコのファンが幅広く存在するといっていいでしょう。マツコには年齢の枠を超える魅力がある、ということの裏付けかもしれません。

人気タレントには、番組の切り口が違っても年代の異なる固定ファンがいる

マツコの番組それぞれの視聴者についてのデータを確認したところ、このように、番組の切り口が変わっても年代の異なる固定ファンがいた!番組の切り口やターゲットに関わらず、好きなタレントの番組全般を追っている人もいるでしょう。

一方で、同じタレントが冠のバラエティ番組であっても、その切り口は大きく異なるということもわかりました。マツコの番組全体で分析した場合、とくに支持していた男性・女性の年代というのがわかるわけですが、さらに番組ごと個別に分析することで、番組によって支持する年齢層に違いがあるということも見えてきました。やはり「視聴率」だけでなく、無意識に現れる「視聴傾向」を探ることで見えてくるものも多いのです。

Detail DATA|番組別・視聴者の属性(性別・年代)


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