お茶系ペットボトル飲料のCM効果ランキング!1位は「急須でいれた…」CMでお馴染みのあの商品
普段、何気なく見ているCM。一度見たら忘れないインパクトのあるものから、笑える面白系、ちょっと泣ける感動モノまでさまざまなものがあります。実際、そのCMの効果はどれほどなのでしょうか?CMの購買効果を検証しました!
CMといっても色々なジャンルがありますが、今回は、公平を期すために“お茶系ペットボトル飲料”で比較しました。調査は2015年10月4日~10月31日の4週間、関東在住の約1.5万人に対して行い、テレビでお茶ブランドのCMを「見た人」と「見なかった人」に分け、そのCMを見た人と、CMを見なかった人が、お茶ブランドをどれくらい購入したのか比べてみました。
対象ブランドは、調査期間中にCM出稿が多かった「綾鷹」「伊右衛門」「からだすこやか茶」「十六茶」の4商品で比較。
果たして、栄えある第1位に輝いたお茶ブランドとは?
CM効果が最も多かった緑茶ブランドは?
今回、CMの効果が最も高かったお茶ブランドは…「綾鷹」。
「急須でいれた…」 というコピーが印象的なこのお茶は、確かに思わず飲みたくなるセンスを感じます。CMを見て強い印象が残っている視聴者は、店頭で綾鷹を見かけたときに、その「繊細」な味をぜひとも味わいたいと感じるのかもしれません。
そして、第2位は「からだすこやか茶」、第3位は「伊右衛門」、そして「十六茶」が最下位に。
それでは、CMの効果をさらに詳しく数字で見てみましょう!
CM効果(視聴者と未視聴者の購入率の差)
CMを見た人は、見なかった人に比べて、購入率にどれくらい差があったのでしょうか?
トップに輝いた「綾鷹」は、139%にも上った。そして「からだすこやか茶」も「伊右衛門」も100%超え!つまり、CMは、購入率を1.2~1.4倍上げられる、ということが分かります。これはすごい結果!とくに「綾鷹」は、CM接触率がそれほど高くないにもかかわらず、CM効果が最も高かった結果に。つまり、「綾鷹」のCMがいかに魅力的な「買わせる」CMであるかがここでも浮き彫りになりました!
結論
お茶のCMを見なかった人よりも、CMを見た人の方がそのCMのお茶を実際に買う可能性が高い!
CM視聴者数と購入者数の関係を調べることで「CMの効果」がわかるというのは実に面白いことです。さらにCMの効果と各メーカーのCM出稿ボリュームとの関係性などについても分析すると興味深い結果がでるかもしれません!
CM効果(視聴者と未視聴者の購入率の差)|Detail DATA
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にお問い合わせよりご連絡ください。