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「野球を見ながらビールで晩酌」はもう古い!?現代のビール党は意識高い系へと進化!

「お父さんがビール瓶を片手にテレビで野球観戦」。そんな光景は、昭和の家庭ではよく見られたもの。しかし、近年は、プロ野球だけでなく、サッカーやゴルフ、フィギュアスケートなど、あらゆるスポーツがテレビで頻繁に放送されるようになりました。

昨今で、それぞれのスポーツのテレビ観戦のお伴になっているのは、ビール?それとも酎ハイ?「“ビール党”は、野球観戦」というかつての定番シーンは、未だに健在なのでしょうか?

テレビスポーツ観戦とお酒との関係についての実態を探るために、2015年11月9日~11月15日の7日間に、Tポイント商圏で「ビールだけを購入した層(ビール党)」と「RTDだけを購入した層(酎ハイ党)」で、番組の視聴実態を比較。RTDとは、ここでは「缶酎ハイや缶カクテルをはじめとした市販の低アルコール飲料」のことを指します。

「ビール瓶を片手にテレビで野球観戦」が今も続いているかどうか?そして、酎ハイ党の実態も調査してみましょう!

その結果を見てみると…思わぬ分析結果が!

目次[非表示]

  1. 1.スポーツ観戦者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?
  2. 2.WBS視聴者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?
  3. 3.結論
  4. 4.スポーツ観戦者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?|Detail DATA

スポーツ観戦者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?

なんと、酎ハイ党のほうが野球を見ていることが判明しました!

もはや、現代のテレビでの野球観戦では「酎ハイを片手」がメジャーになりつつあるのかもしれません。しかし、着実に人気を伸ばしてきたサッカー観戦があります。しかし、サッカーのテレビ観戦も酎ハイ党が多い結果に。

とはいえ、ゴルフはさすがにお父さんたちに人気があるので、ビール党が優勢?という予想を反して…これまた酎ハイ党のほうが視聴割合が高い結果に。
一体、ビール党はどんなスポーツが好きなのでしょうか!?ビール党が見ていたスポーツ番組はなんと「フィギュアスケート」。

ビールを片手にフィギュアスケート観戦という結果は、最近のテレビスポーツ観戦も、かつてのイメージとは異なるようです。 スポーツ観戦では酎ハイ党が優勢の中、果たしてビール党は、一体どういう番組を好んで見ているのでしょうか?

WBS視聴者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?

そこで、11月9日~11月13日の間に5回放送された「WBS」の視聴割合を、ビール党と酎ハイ党で比べてみました。ちなみに「WBS」は「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」ではなく「ワールドビジネスサテライト」。

このテレビ東京の報道番組を見ているのは、なんとビール党が1.4倍も多かったのです!

なぜビール党のほうが「WBS」の視聴が高かったのでしょうか?

調べてみたところ、缶酎ハイより缶ビールのほうが80円近くも平均単価が高かったのです(350ml缶で比較)。つまり、缶ビールのみを購入しているビール党のほうが、所得が高い可能性があるのではないでしょうか?

とすると、高所得を得るためには「ビジネスへの高い関心や知識」が求められ、自然とビジネスに役立つ情報を発信する「WBS」の視聴割合が多くなったと考えられるのではないでしょうか?

結論

サッカー・野球・ゴルフ観戦は「酎ハイ党」が多い結果でしたが、唯一、フィギュアスケート観戦は「ビール党」のほうが多いという結果に!

かつての「お父さんがビール瓶を片手にテレビで野球観戦」は、今では変わり、酎ハイ党のほうがスポーツ観戦をしており、ビール党はどちらかというと意識高い系に進化しつつある!?ということが分かりました。

今回は購入アルコール飲料とテレビでのスポーツ視聴にテーマを絞ってお届けしましたが、分析にはLIVE視聴データを使いました。録画視聴データも含める場合は、また違う分析結果になるかもしれません。

スポーツ観戦者 ビール党・酎ハイ党どっちが多い?|Detail DATA


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