紫外線対策に必須の日焼け止め！CM効果がある商品とその購買層に密着！

最近の日本の夏は暑くて、日差しもじりじりですね…。
日々の暑さや日焼け対策をするために、みなさんも日焼け止め商品をチェックする人は多いのではないでしょうか？今回は毎年夏を控えたゴールデンウィークの時期から放送され始める、日焼け止めのCMに注目しました！

昨年の夏にも行ったCM効果を可視化する分析から、今回の調査では商品の購買者の深堀まで調査しました。まずは前回同様、テレビで「日焼け止め」ブランドのCMを見た人、見なかった人に分けて、それぞれの人が対象の商品ブランドをどれくらい買ったのかを調査。

調査期間は、2019年4月1日（月）～6月30日（日）、対象エリアは関東。対象の期間にCMを流している企業のうち5ブランドにフォーカスしました。

CMを見て買っている人が最も多いのは？日焼け止めブランド各社を比較！

購買率のランキングでは1位に「サンカット（コーセー）」、少し下がって2位に「スキンアクア（ロート製薬）」、3位に「ｕｎｏ（資生堂）」、4位に「ニベアサン（花王）」、そして5位に「アクアリッチ（花王）」という結果に。

各社それぞれ、タイプの違った商品展開をしています。購買層が重なっていないためなのか、特に3位以降の3ブランドは小数点第2位以下の違いで、ほぼ並ぶ結果となっています。

次は、今回の調査テーマである「CM効果」という視点でみてみましょう。
CMを見た人が、実際にその商品を買っているのか？効果があったブランドは何か？

順位は一転、1位が「ｕｎｏ」、2位が「スキンアクア」、3位が「ニベアサン」に変わっています！

1位の「ｕｎｏ」は主に男性向け商品を取り扱っているブランドです。
期間中のCMでは「乾燥や日焼けによって疲れて見えることもある」というイメージを展開し、男性のスキンケア向上を訴求している。竹野内豊さんや窪田正孝さんが出演するCM効果により、男性の肌に対する関心が高まってきていることがわかります。

2位の「スキンアクア」は昨年のCMイメージから大きく変更した、馬場ふみかさん出演のポップなクリエイティブが目を引いて新規購買層が増えたのでしょうか？日焼け止めなのに肌が明るくキレイに見える効果も嬉しいポイントです。

3位の「ニベアサン」は、今年は米倉涼子さんをイメージキャラクターに起用し「ゼロフィーリング」という新しいキーワードをCMで訴求。日焼け止め特有のベタベタ感が気になる層にヒットしたのでしょう！

4位「サンカット」、5位「アクアリッチ」はCMに当たらずとも購入するファン層が一定数いることから、CM効果という面では上位にはなりませんでした。「買うならコレ」と購買者に選ばれている証拠かもしれません！

商品ごとに購買層がここまで違う！日焼け止めブランド別・性年代比較！

続いて、CMを見て買った人の性別、年齢やライフスタイルに違いはあるのか？先ほどのCM効果ランキングで上位だった「ｕｎｏ」と「スキンアクア」に注目しました。

「ｕｎｏ」は想像通り、男性向けのブランディングがしっかりされているからか、25歳以上の男性からの購買がバランスよくとれている。女性層をみると、35～39歳と45～49歳が最も差分として高く出ている。「未婚」と「子どもはいない」というデータも出ていることから、父親など身近な男性向けに購入していることが考えられます。

「スキンアクア」は男性は30～50代前半、女性は30～40代ともに上がっている。特に45～49歳が男女ともに高く「ｕｎｏ」とは反対に「小学生から大学生」の子どもがいるデータが高いことから、自身の子ども向けに買っていることがうかがえます。かわいらしいパッケージと肌のトーンアップ効果から、見た目に敏感な若年層からの支持を集めた結果なのかもしれません。

これまでのデータを振り返ってみると、ブランド毎に放送しているCMの内容が違うように、購買層も変化していることがわかりました！CMのイメージでブランドを認識して、代理購買をする層が多くいることがうかがえます。購買に関しては使用する本人だけではなく、その家族も意識したブランディングが大切です！

これから夏本番！外出の際の日焼け止め選びは、CMを思い出して行うと自分にぴったりのものが買えるかもしれません。

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