世代ごとのBS視聴傾向をTV局で深掘り!BSファンの実態とは!?
みなさんは視聴したいBS放送のテレビ番組をどうやって選んでいますか?
特に意識することなく選んでいるのかもしれませんが、BS民放5局における視聴者の傾向を調査してみると、世代ごとに好きなTV局がはっきり分かれていることが判明しました!
また「BS視聴者」と聞くと、「高齢層の視聴が多い」というイメージがあるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか?BS視聴者の視聴傾向に関する謎を、1ヶ月間の視聴データを使って調査してみました!
今回はBS放送を視聴している全国の男女が調査対象。2019年6月3日(月)~6月30日(日)の期間中、BS民放5局をライブ・録画問わず視聴した人のデータを世代別に集計してみました。
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世代によって視聴している局は様々!?BS民放5局視聴者分析
まずはテレビ局別の平均視聴時間の比率を表したデータから検証してみましょう!
横軸は全国の15~69歳の視聴傾向を基準(0%)としたときの、年代別の視聴傾向を棒グラフで表している。0%より低ければ、全国の視聴傾向より視聴している割合が少ない。高ければ、多いということです!
10~40代では男女ともにBS日テレが存在感を示している。地上波と同じくBSでも日テレ系列が人気のようです。
しかし、特に男性の視聴傾向に注目すると、10代はBS-TBS、20代はBS朝日、30代・40代はBSフジ、50代・60代はBSテレ東の視聴の割合が多い。世代ごとに好きな局がはっきりと分かれる、なかなか面白い結果になりました。BSを視聴する人は、BS各局でしか見ることができない番組を明確な目的をもって視聴しているのかもしれません!
各局の視聴傾向が年代で分かれていることを考えると、同じBS放送と言えど、それぞれの年代の興味を引くコンテンツを持っていることが想像できます。そこでさらに深堀りをして、特徴が出ていた男性の各年代が視聴している番組をランキングで比較してみました。
各世代の男性が見ているBS放送番組はこちら!世代によって趣味趣向がハッキリと表れる結果に
このランキングでは、2019年6月3日(月)~6月30日(日)の期間中に放送された番組を、視聴率が高い順に紹介している。
今回はBS民放5局での放送時間が10分以上の番組を対象にしました。全国のBS放送を視聴している男性20~60代はどんな番組を視聴しているのか?さっそく結果をみてみましょう!
20代男性|BS放送番組・視聴率ベスト5
なんと20代のトップ5は、すべて野球番組という結果に!10年ほど前までは地上波を中心に放送されていたプロ野球中継ですが、最近はスポーツ専門チャンネルで試合終了まで放送されることが多くなっています。地上波放送が減った分、BS放送で野球を楽しむ人が増えているということがわかります。
30代男性|BS放送番組・視聴率ベスト5
続いて30代のトップ5では、3つがスポーツ番組。1位は20代の野球中継とは異なり、サッカーワールドカップとなっていました。しかし、特徴的なのは全世代のランキングで唯一「アンパンマン」がランクインしていること。子育て世代でもある30代だから、お子さんと一緒に視聴しているのでしょう。
40代男性|BS放送番組・視聴率ベスト5
40代はサッカーワールドカップに大ヒット映画、車番組にゴルフ番組と、実に様々な種類の番組がランクインしていて、それぞれの趣味趣向がうかがえる結果となりました。いろんな番組を楽しんでいる40代男性はテレビ好きなのかもしれません!
50代男性|BS放送番組・視聴率ベスト5
さらに50代では、トップ5のうち、なんと4番組が「おぎやはぎの愛車遍歴」でした!調査期間の放送回がほとんどランクインしているので、毎週欠かさず見ているのでしょう。BS放送を視聴する50代は、車が大好きな人が多いのでしょうか。
60代男性|BS放送番組・視聴率ベスト5
最後に60代はトップ5すべてゴルフ番組という結果に!やはりBSでしか放送されないゴルフトーナメントが上位に入りましたが、4位と5位の「ゴルフサバイバル」は女子プロゴルファーたちが賞金をかけてゴルフで争う番組。ゴルフトーナメント以外でもゴルフの存在感は際立っています。
世代ごとの番組ランキングを見ても、野球、アニメ、車、ゴルフなど、特徴的な視聴傾向があることが明らかになりました。BS放送のコアターゲットはシニア層と言われていますが、実は幅広い年代に楽しんでもらえるコンテンツが盛りだくさんです。今回の分析結果からも、BS各局で放送されている多ジャンルな番組に対する視聴者それぞれの楽しみ方が表れています。
結論
男性のBS視聴は目的視聴!ここでしか見ることができない番組を見ている!
年代別の視聴番組をみてみると、野球中継やゴルフトーナメント、車番組など、BSでしか放送していないからこそ、その放送局を選び、番組を視聴しているのかもしれません。健康食品や保険などのCMが流れているため、どちらかというと年配の方が視聴する傾向が強いイメージを持たれるBS放送ですが、番組のジャンルごとに世代を超えた固定の視聴者層があることが今回の調査からわかりました!
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