30代のテレビ視聴実態!チャンネル争いは昔の話?イマドキ家庭のテレビ事情
市場を把握するときは、「男性と女性」「20代と30代」など、「性年代別」などで分析することが多いですよね。しかし、同じ性年代でも、結婚や子供がいるかどうかなどで生活スタイルは異なってきます。とくに30代は、ライフスタイルがガラッと変わるようなきっかけが多い時期。今回は、そんな変化が多い年代である「30代」にフォーカスして調査しました!
30代は普段、どんな番組を見ているのでしょう?同じ30代でも、単身世帯と子育て世帯で、見ている番組は異なるのでしょうか?
2015年12月20日~26日のまでの1週間、30代の単身世帯と既婚未就学児世帯それぞれを調査しました!
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単身30代はバラエティ番組とドラマ好き、話題の作品はチェックしていた!
まずは単身世帯の分析結果から。イメージ通りの人気番組がランクイン。
やはり「下町ロケット 最終回」は強いですね。そして、2位以下も、ほぼバラエティ・ドラマなどのエンタメ系で、トップ10位のうち、なんと8割を占めていました。4位以下は「Cygames THE MANZAI 2015」「笑神様は突然に…2時間SP!」などのバラエティ番組が続き、「ママ大好き!」などのドキュメンタリーや、ワイドショーの「元気のアプリ」がランクインするも、8位と10位には再びバラエティ番組がランクイン。エンタメ番組は30代の単身生活を盛り上げるのに欠かせない番組といえそうです。
子育て世帯はどうでしょうか?トップ3はさすがに人気番組ということもあり、単身世帯と似たようなランキング結果かもしれません。
単身と子育て世帯でこんなに違う!「30代」とはひとくくりにできない訳とは…
単身世帯と似たような結果?と思いきや、まるっきり違う結果に!
30代子育て世帯のトップ1、2位は、あの「下町ロケット 最終回」を抜いて、王道アニメ番組が占めています!「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」と、子育て世帯は家族ぐるみで楽しめる番組も見られています。4位以下も「超豪華版妖怪ウォッチ第2弾!もんげー2時間スペシャルズラ!」「Go!プリンセスプリキュア 伝えたい想い!みなみの夢よ大海原へ!」など、アニメやバラエティ番組、音楽番組がランクイン。 ちなみに、録画番組でも子供向け番組「妖怪ウォッチSP」「仮面ライダーゴースト」が1、2位を占めていました。
子育て世帯はライブ視聴・録画視聴ともに子供たちの好きな番組に合わせている割合が高い。今は録画が手軽に、しかも大容量でできる時代。子育て世帯は基本的に、子供が見たい番組に合わせつつ、隙間の時間で自分たちの好きな番組の視聴を行うことで、かつて家庭で行われた激しいチャンネル争いが影をひそめたのかもしれません。
結論
子育て世帯は自分たちの好きな番組を織り交ぜつつも、ライブ・録画視聴ともに「子供の好きな番組」を中心に見ており、単身世帯とは見ている番組がやっぱり異なりました!
同じ30代でも、単身・子育て世帯にこれほど視聴番組に差が出たことから、現代のマーケティングは、性別・年代だけでなく未既婚・利用デバイスなどの違いを考慮することがやっぱり大切だということが分ります。
Detail DATA
独身単身世帯・ ライブ視聴ランキング
既婚未就学児世帯・ライブ視聴ランキング
独身単身世帯・録画視聴ランキング
既婚未就学児世帯 ・録画視聴ランキング
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