Z世代の新商品人気ランキング!菓子・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2022年9月発売版-
こんにちは、CCCMKホールディングスの永田です。
約7,000万人のT会員の購買データを基に、新商品の初動2週間を比較した人気ランキングを調査しました。
新商品の購買傾向や、セグメント別の消費傾向の理解にお役立てください!
9月の新商品ランキングでは、「Z世代」に注目!Z世代は今何を買っているのでしょうか?
T会員全体と比較しながらランキングをみてみましょう。
関連: 世代別の新商品人気ランキング!菓子・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2022年8月発売版-
なお、今回使用するデータは、下記よりダウンロード可能です。
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今回使用するデータの概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
データ抽出期間:2022年9月1日~2022年9月30日
新商品判定期間:2022年9月1日~2022年9月30日
購買期間:商品発売日を含む14日間(初動の2週間を比較)
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・10~79歳の男女(満年齢基準日:2022年4月1日)
※このデータはJICFSマスタをベースにCCCMKホールディングスで独自の加工を行ない作成されました。
Z世代ではグミが人気?男性は「タフグミ」女性は「しゃりもに」!
菓子カテゴリから見てみましょう。
T会員全体のランキングでは秋の定番商品カルビー「ア・ラ・ポテト」がランクインしました。
一方でZ世代では、全体のランキングではランク外のグミ商品
・3位:カバヤ「タフグミ デュアルパンチャー グレープ&グレープ」
・6位:ブルボン「しゃりもにグミ グレープ味」
がランクインしています。
同じZ世代でも、グミに着目して性別ごとにランキングを比較すると
・カバヤ「タフグミ」:男性ランキング1位、女性ランキング圏外
・ブルボン「しゃりもにグミ」:女性ランキング4位、男性ランキング圏外
・UHA味覚糖 「水グミ」:女性ランキング6位、男性ランキング圏外
・カバヤ「ピュアラルグミ」:女性ランキング9位、男性ランキング圏外
というように、同じグミでも男女で好みの差がわかれていることがわかりました。
グミ商品がZ世代に人気が高いうえに、噛み応えのある「タフグミ」は男性人気、新食感の「しゃりもにグミ」や「水グミ」、「ピュアラルグミ」は女性人気が高いことから食感や味によって男女人気の差があるようです。
また、男性ランキングの方にはタフグミと同じように堅い食感が特徴のカルビー「堅あげポテト」シリーズは男性ランキング5位・10位にランクインしている一方、女性ランキング圏外です。
やはり性別による食感の好みの差によって購入するお菓子には違いがあるのかもしれません。
謎の味「ファンタミステリーブルー」はSNSキャンペーンでZ世代人気?
次に、清涼飲料カテゴリに注目してみてみましょう。
T会員全体で6位の日本コカ・コーラ「ファンタミステリーブルー」が、Z世代ランキングでは3位にランクインしていました!
「おいしいけれど何の味かはわからない、謎味のファンタ」として期間限定で発売し、SNS上で「味当てキャンペーン」を行ったことによって、SNS等で情報をキャッチしたZ世代で人気になったのかもしれません。
Z世代、お酒はフルーツテイストが人気!BAR pomumがランキング上位に
続いて、アルコール類のカテゴリです。※20歳以上に限定したデータです。
T会員全体のランキングでは10商品中3商品、Z世代ランキングでは6商品がフルーツテイストの商品でした。
過去の新商品ランキングにもあったように、若年層にはフルーツテイストのアルコールが人気なようです。
特に、サントリーホールディングス「Bar Pomum」シリーズが発売となり、T会員全体では8位に、Z世代ランキングでは1・2位にランクインしています!かわいらしいパッケージとSNSでのPRが話題になったことでZ世代に人気になったのかもしれません。
実際にSNS好きのランキングでも1・3位にランクインしており、SNSでの人気の広がりが伺えますね!
世代やセグメントごとにランキングは異なる?
9月の新商品ランキングからは、Z世代ならではの購買傾向を読み解きました。
今回のコラムではZ世代のランキングを中心にご紹介しましたが、以下のダッシュボードでは、セグメントごとの新商品の動向を無料で公開しています。
「アイスクリーム」「菓子」「清涼飲料」「アルコール類」の4カテゴリを、「Z世代」「ミレニアル世代」「SNS派」「パパママ」など、計10個のセグメント別にお手元で操作いただきながらご確認いただけます。
こうした、年齢や志向性などを基にした購買分析ができるのは、約7,000万人の属性データと購買データをシングルIDで管理しているCCCMKホールディングスだからこそです。
ダッシュボードは無料でダウンロードできますので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
※データは毎月自動で更新します。
※PCでの閲覧を推奨しております。
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※1「SNS派」「パパママ」のセグメントは、顧客DNA及び弊社アンケート(ライフスタイルアンケート)データを参考に作成しています。
永田桜子|マーケティングユニット
「データ」と「視点」を活かして みなさまの
「気づき」につながる発信を心掛けてまいります!
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