ベビーブーム世代の新商品人気ランキング!アイス・菓子・清涼飲料の初動2週間を比較!-2022年11月発売版-
こんにちは、CCCMKホールディングスの永田です。
約7,000万人のT会員の購買データを基に、新商品の初動2週間を比較した人気ランキングを調査しました。
新商品の購買傾向や、セグメント別の消費傾向の理解にお役立てください!
11月の新商品ランキングでは、「ベビーブーム世代(57~75歳)」のランキングに注目!
アイス・菓子・清涼飲料カテゴリランキングの変化を見てみましょう。
関連:世代別の新商品人気ランキング!菓子類の初動2週間を比較!-2022年10月発売版
なお、今回使用するデータは、下記よりダウンロード可能です。
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今回使用するデータの概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
データ抽出期間:2022年11月1日~2022年11月30日
新商品判定期間:2022年11月1日~2022年11月30日
購買期間:商品発売日を含む14日間(初動の2週間を比較)
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・10~79歳の男女(満年齢基準日:2022年4月1日)
※このデータはJICFSマスタをベースにCCCMKホールディングスで独自の加工を行ない作成されました。
冬アイスランキング!ベビーブーム世代ではモナカが人気
今回は「ベビーブーム世代」に注目して、カテゴリ別にランキングを見てみます。
まずはアイスカテゴリに注目してみましょう。
T会員全体のランキングでは明治「エッセル スーパーカップ 大人ラベル とことんショコラ」や森永製菓「MOW 濃チョコレート」ハーゲンダッツクリスピーサンド「芳醇ティラミス」 など濃厚で冬にぴったりなアイスが登場していました。
ベビーブーム世代のランキングを見てみると、センターチョコを増やした50周年記念限定商品の森永製菓「チョコモナカジャンボ」や毎年冬に限定発売される森永製菓「バニラモナカジャンボ」やロッテ「モナ王バニラ」などモナカ系の商品がTOP3を占めていました。
それぞれT会員全体のランキングでは1・5・7位であったため、ベビーブーム世代では特に人気なようです。
モナカ系商品について世代ごとのランキング推移を見てみても、年代が上がるにつれてランキングが上がっていました。過去コラムでもモナカ系アイスは年齢とともにランキングが上昇しており、シニア層でより人気が高い様子が分かっています。
参考:ハーゲンダッツとパピコは35歳と49歳でランキングが入れ替わる!アイスの1歳刻みランキング!
冬の定番!お酒入りチョコレートの「ラミー」「バッカス」はベビーブーム世代で人気!
次に、菓子カテゴリについて見てみます。
T会員全体の1位は子どもに人気のキャラクターすみっコぐらしモチーフののバンダイ「すみっコぐらし つりグミ」 ですが、ベビーブーム世代では9位で、1位は亀田製菓「亀田の柿の種 6袋詰」となりました。
柿の種を含む米菓に注目してみてみると、T会員全体では4位亀田製菓「柿の種」、8位カルビー「かっぱえびせん 北海道チーズ味」のところ、ベビーブーム世代では1位のほかに3位天乃屋「歌舞伎揚」、4位カルビー「かっぱえびせん」、5位カルビー「かっぱえびせん 北海道チーズ味」 と4商品ランクインし、どれもT会員全体と比べて順位が高い結果となりました。
年齢が上がるにつれてしょっぱい米菓のお菓子が人気になるのかもしれません。
また、本格洋酒チョコレートである、ロッテ「ラミー」「バッカス」と同シリーズの、「ティーロワイヤル」や「アップルブランデー」は、ベビーブームでは7・8位でしたが、T会員全体ではTOP10にもランクインしませんでした。
9月の新商品ランキングでも、ロッテ「ラミー」「バッカス」はベビーブーム世代でTOP2を占めていたので、お酒を使用したチョコレートは特にベビーブーム世代に人気なのかもしれません。
参考:世代別の新商品人気ランキング!菓子類の初動2週間を比較!-2022年10月発売版-
ベビーブーム世代はシンプルなお茶、缶コーヒーを購買?
続いて、清涼飲料カテゴリについて見てみます。
特徴的な商品について見てみると、T会員全体だと4商品だったお茶飲料が、ベビーブーム世代では5商品、かつ上位にランクインしていました。
特に、血圧対策ができるサントリー「胡麻麦茶」はT会員全体では7位、ベビーブームでは2位にランクインしていました。
年齢が上がるにつれて甘い飲み物よりもすっきりとしたお茶飲料を好むようになり、健康意識の高まりに応じてトクホのお茶の人気もより高まるのかもしれません。
また、ほかにも特徴的な商品を見てみると、ベビーブーム世代では7位にサントリー「ボス 無糖ブラック」、8位にサントリー「ボス 贅沢微糖」がランクインしていますが、T会員全体ではTOP10には入っていませんでした。
コーヒーだとペットボトルの日本コカ・コーラ「ジョージア ジャパン クラフトマン マロンラテ」 がランクインしているT会員全体と比べて、ベビーブーム世代では缶コーヒーが特に人気なのかもしれません。
過去コラムでは缶コーヒーは特に男性に人気で、年齢が上がるにつれて人気が上がっていることも分かっています。
参考:「クラフトボス」シリーズ 男性1位はブラックコーヒー、女性1位は紅茶!コーヒー・紅茶の1歳刻みランキング
世代やセグメントごとにランキングは異なる?
11月の新商品ランキングは、ベビーブーム世代に注目して購買傾向を読み解きました。
以下のダッシュボードでは、そのほかのセグメントに関してもカテゴリごとの新商品の動向を無料で公開しています。
「アイスクリーム」「菓子」「清涼飲料」「アルコール類」の4カテゴリを、「Z世代」「ミレニアル世代」「SNS派」「パパママ」など、計10個のセグメント別にお手元で操作いただきながらご確認いただけます。
こうした、年齢や志向性などを基にした購買分析ができるのは、約7,000万人の属性データと購買データをシングルIDで管理しているCCCMKホールディングスだからこそです。
ダッシュボードは無料でダウンロードできますので、ぜひダウンロードしてみてくださいね。
※データは毎月自動で更新します。
※PCでの閲覧を推奨しております。
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※1「SNS派」「パパママ」のセグメントは、顧客DNA及び弊社アンケート(ライフスタイルアンケート)データを参考に作成しています。
顧客DNAとは、Tカードの利用履歴から機械学習で衣食住遊働などを中心に多数の項目をスコアリングしたデータです。
ライフスタイルアンケートとは、T会員のみなさまに、Tサイト上で任意で回答いただくアンケート情報です。
永田桜子|マーケティングユニット
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