世代別の新商品人気ランキング比較!お菓子・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2024年2月発売版-
こんにちは、CCCMKホールディングスの北村です。
約1.3億人(有効ID数)のT会員の購買データを基に、新商品の初動2週間を比較した「新商品人気ランキング」。
今回は、「世代別ランキング」に注目して見ていきます。 同じ2024年2月発売の商品で、どのような購買傾向の違いがあるのか見てみましょう。 なお、今回使用するデータは、下記よりダウンロード可能です。 「T会員全体」や「パパママ」、「SNS派」などの人気ランキングもご覧いただけます。
■こんな方にオススメ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料のトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
▼オススメ関連コラム
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・美食家セグメントの新商品人気ランキング比較!アイス・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2024年1月発売版-
・話題の「じゃがりこ細いやつ」購買者を可視化!じゃがりこサラダ購買者との違いは?
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今回使用するデータの概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
データ抽出期間:2024年2月1日~2024年2月29日
購買期間:商品発売日を含む14日間(初動の2週間を比較)
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:全国・10~79歳の男女(満年齢基準日:2023年4月1日)
※このデータはJICFSマスタをベースにCCCMKホールディングスで独自の加工を行ない作成されました。
湖池屋プライドポテトシリーズはX世代などで4位
前月(1月)の新商品ランキングでは、美食家セグメントのアイス・清涼飲料・アルコール類に注目して人気ランキングを見てみました。
関連:美食家セグメントの新商品人気ランキング比較!アイス・清涼飲料・アルコール類の初動2週間を比較!-2024年1月発売版-
今月はまず、お菓子の世代別人気ランキングを見てみます。
2月はカルビー「堅あげポテト 梅味」や「じゃがりこ 梅味」など春らしい梅フレーバーが多く登場し、T会員全体ランキングではポテトチップスが3商品ランクインしていました。
4位にリニューアルした湖池屋「プライドポテト 神のり塩」、10位に新定番の湖池屋「プライドポテト ぞっこん岩塩」など湖池屋プライドポテトシリーズが2商品ランクイン。
「プライドポテト ぞっこん岩塩」はX世代で7位、ベビーブーム世代で8位「プライドポテト神のり塩」はX世代・ベビーブーム世代で4位という結果でした。
7位にはカルビー「堅あげポテト 梅味」がランクイン。「堅あげポテト梅味」はT会員全体では7位、Z世代・ミレニアル世代で2位という結果に。
過去のコラムでも堅あげポテトは若年層人気が高いことが判明していましたが、フレーバーが変わった今回も同様の結果になりました。
関連:ポテトチップスのシェアNo.1はカルビーのうすしお!|ポテチの1歳刻み人気ランキング
プライドポテトシリーズはX世代とベビーブーム世代に、堅あげポテトシリーズはZ世代やミレニアル世代に人気、と世代でポテトチップスの好みに違いがあるようです。
ちなみに男性だけの全体ランキングでは、TOP10に「堅あげポテト梅味」と「プライドポテト ぞっこん岩塩」はランクインせず、湖池屋「プライドポテト 踊るイベリコ豚」が7位にランクインしていました。
ダッシュボードでは、性別で絞ったランキングもご覧いただけますので、ぜひこちらからダウンロードしてみてください。
ちいかわコラボ効果で子育て世代が購買?
続いて、清涼飲料を見てみましょう。
T会員全体ランキング2位のサントリー「デカビタパワー」は30年以上、10位のサントリー「POPメロンクリームソーダ」は40年以上愛されているロングセラーブランドです。
これらは2月上旬からちいかわとコラボしたデザインで数量限定発売されています。
どちらも、Z世代・ミレニアル世代で人気があり、X世代以降で順位が下がりました。
パパママセグメントでも1位と5位という上位であったことから、ちいかわとのコラボ効果で子育て世代であるミレニアル世代で人気があったのかもしれませんね。
またこちらでは、ちいかわの漫画に登場しプチバズりした「しるこサンド」の購買者可視化コラムも公開しています。
関連:ちいかわでバズった!しるこサンドの購買者が約1.3倍に!
ちなみに、同じメロンソーダではアサヒ飲料「カルピスソーダ(R)国産メロンのクリームソーダ」が7位にランクイン。国産メロン果汁とバニラアイスクリームをブレンドし炭酸で割ったやさしい味わいが特徴です。Z世代で6位ですが、ミレニアル世代で10位まで下がり、その後世代があがっていくにつれ順位が上昇していました。
参考:「ちいかわ」とサントリー人気ドリンクのコラボレーション第2弾!昨年人気の「ちいちいレモン」が復活!
ストロング系缶酎ハイはZ世代人気高め?
最後にアルコール類の新商品ランキングを見てみましょう。
T会員全体ではサントリー「-196℃ ストロングゼロ〈ギガレモン〉」の350mlが2位、500mlが6位にランクインしています。
こちらの商品は2020年の発売時に人気だった〈ギガレモン〉を、中味はそのままでパッケージを変更し4年ぶりに発売されました。
Z世代のみTOP3に2商品ランクインしており、500mlが2位、350mlが3位と、容量が大きい商品のほうが人気という高い結果に!
アサヒビールとサッポロビールが、度数8%以上のいわゆるストロング系缶酎ハイの新商品を今後は発売しない方針であることが話題 ですが、全世代で350mlは3位以内にランクインしていることから、生活者の需要はありそうです。
参考:ストロング系チューハイ、アサヒビールが今後発売せず…健康リスク懸念で販売縮小
セグメントごとにランキングは異なる!
2月の新商品ランキングでは世代別の人気の違いに注目して購買傾向を読み解きました。
以下から無料でダウンロードできるダッシュボードでは「ミレニアル世代」「パパママ」「SNS派」など計10個のセグメント別で「アイスクリーム」「菓子」「清涼飲料」「アルコール類」の4カテゴリの新商品ランキングをご覧いただけます。
■こんな方にオススメ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料のトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
こうした、年齢や志向性などを基にした購買分析ができるのは、約1.3億人(有効ID数)の属性データと購買データをシングルIDで管理しているCCCMKホールディングスだからこそです。
ダッシュボードを無料でダウンロードして、その他のセグメントランキングもお手元でご確認ください!
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北村萌|マーケティングチーム
インサイドセールスでの経験を活かしながら
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