たべっ子どうぶつは20~40代女性で人気上昇!ビスケット・クッキー購買者の性別・年代・食の志向を分析
こんにちは、CCCMKホールディングスの北村です。
ビスケット・クッキーはさまざまな種類が発売されています。それぞれ購買する方に違いはあるのか気になりますよね。
今回は、性別・年代別・食の志向別で購買するブランドの違いはあるのか分析していきます。
記事のもとになっているデータのダッシュボードはこちらから無料でダウンロード可能です!
ダッシュボードでは年代別ランキングの推移や食の志向性による好みの違いも見られるので、ぜひお手元で操作しながら、人気傾向をご覧ください。
■こんな方にオススメ!
・お菓子メーカーのマーケティングご担当者さま
・ビスケット・クッキーの性年代や志向性による購買の違いに興味がある方
・ID-POSデータを活用した分析に興味がある方
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目次[非表示]
- 1.今回使用するデータ概要
- 2.総合人気ランキング
- 3.年代別ランキング
- 3.1.ブルボンプチが若年層人気!
- 4.性年代別の人気傾向
- 4.1.コレスポンデンス分析とは
- 4.2.ブルボンプチは男性より女性人気が高い?
- 5.志向性別の人気傾向
- 6.年齢や性別などによって好みのビスケット・クッキーは大きく異なる
今回使用するデータ概要
今回使用するデータの抽出定義は、以下です。
期間:2022/12/1~2023/11/30
抽出元:多種多様なTポイント提携先の購買データ
対象者:16~89歳
※複数商品ある場合は弊社側でブランドを統合しています。
総合人気ランキング
まず、総合人気ランキングから見ていきます。
1位は不二家「カントリーマアム」、2位はブルボン「アルフォート」、3位はギンビス「たべっ子どうぶつ」でした。
15位中、7商品がブルボンと、ビスケット・クッキーカテゴリにおいて同メーカーが高いシェアを占めていることがわかります。
年代別ランキング
続いて、年代別に購買しているビスケット・クッキーの傾向をランキングからみていきます。
ブルボンプチが若年層人気!
ここでは、順位変動が大きかった3商品に注目してみます。
まず、総合ランキング3位のギンビス「たべっ子どうぶつ」は、20~40代で3位をキープし、50代以降ではランクダウンしています。
「たべっ子どうぶつ」は動物の名前をアルファベット表記したビスケットで、カラフルな動物のパッケージが特徴的です。キャラクターグッズも多く発売されているため、主に子育て世代である30~40代だけでなく、10~20代の女性にも人気があるのかもしれません。
続いて、日清シスコ「ココナッツサブレ」に注目して見ると、50代で4位、60代で3位、70代で2位、80代で1位、と年代が上がるのに比例して順位もランクアップしています。1965年に発売されたココナッツ本来の風味と美味しさが楽しめるロングセラービスケットなので、発売当初からファンの方も多そうです。
ブルボン「プチ」は10代だと2位ですが、20代以降になると下降傾向にあります。
個包装にはなっておらず、ミニサイズでたくさん入っている商品なので、ひとくちサイズで食べやすいことや、友達とシェアしながら食べられるところなども、若年層の人気につながっているのかもしれません。
過去109lab.さまと女子大生に関して共同調査をおこなった際に、大容量のお菓子を持ち寄るパーティー(通称:菓子パ)を行っている実態もわかっています。
事例記事はこちらをご覧ください。
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以下のダッシュボードではその他のブランドの年代別ランキングの推移も手元で操作しながらご確認いただけます!
性年代別の人気傾向
では、ここからは性年代別でどのようなブランドを好む傾向があるのかコレスポンデンス分析で見てみます。
コレスポンデンス分析とは
コレスポンデンス分析とは、集計結果を散布図として視覚化する方法です。縦軸と横軸で区切った図に対してユーザーの年齢や性別、志向性ごとに分析結果を表示し、項目間の関連性がわかるように分析結果を表示します。
ブルボンプチは男性より女性人気が高い?
各ビスケットと性別・年代別をマッピングし、購買割合が高いもの同士を近くに配置しています。
例えば上のマッピングを見ていただくと、日清シスコ「ココナッツサブレ」を最も好むのは、70代・80代女性という見方です。
では、性年代別にどのような特徴があるのかデータを詳しく見ていきましょう。
男性
・10代・20代(図内、中央下部)
近くに商品が位置していません。このことから、あまりビスケットやクッキーを購買しなさそうです。
・30代・40代(図内、中央下部)
ブルボン「チョコチップクッキー」「チョコ&コーヒー」や、不二家「カントリーマアム」など、バター味よりチョコ味のビスケットが好まれているようです。
・50代・60代(図内、中央右)
ブルボン「バタークッキー」の近くに位置していますが、同様にバターの味わいが楽しめる森永製菓「チョイス」 はあまり近くに位置していません。バター風味というより“ブルボンの”「バタークッキー」が好き、という可能性があります。
女性
・10代・20代(図内、左下)
年代別人気ランキング同様、ブルボン「プチ」が好まれています。ブルボンプチは男性よりも女性人気が高いことがわかります。
・30代・40代(図内、中央左)
不二家「カントリーマアム」やギンビス「たべっ子どうぶつ」が好まれています。
同じチョコチップクッキーでも、森永「チョコチップクッキー」は女性30・40代に、ブルボン「チョコチップクッキー」は男性30・40代に人気でした。
森永製菓「チョコチップクッキー」は2枚パック×6袋と小分けになっており(ブルボン「チョコチップクッキー」は3枚×3袋)、少量を複数回に分けて食べられる点も女性に人気なのかもしれません。
・50・60代(図内、中央上部)
ギンビス「アスパラガス」や東ハト「ソルティ」などが好まれています。この世代には少し塩味が効いたビスケット、かつ長年愛されている商品が好まれていそうです。
・70・80代(図内、中央右)
年代別人気ランキング同様、上の世代では日清シスコ「ココナッツサブレ」を購買する傾向がありました。
志向性別の人気傾向
続いて、食の志向性とビスケット・クッキーの好みの関係性について見てみます。
中央上寄りの森永製菓「ムーンライト」は、プレミア食品好き、美食家、デパ地下好きの近くに位置していることから、食にこだわりを持っている層に好まれていそうです。
年代別ランキングでも上世代に好まれていた日清シスコ「ココナッツサブレ」やギンビス「アスパラガス」の近くには、国産食材好き、オーガニック好き、健康食品好き、品数重視タイプが位置していることから丁寧な暮らしタイプが好んでいそうです。
年齢や性別などによって好みのビスケット・クッキーは大きく異なる
今回はビスケット・クッキーの性年代や、食の志向性による好みの傾向を分析しました。
CCCMKホールディングスでは、約1.3億人(有効ID数)の性年代データだけでなく、購買・行動・志向性データなどさまざまなデータを保有しているため、購買者を細かく分析することができます。各種データをシングルIDで管理しているのも強みです。
マーケティングについて何か困っていることがある方はご相談ください。
今回ご紹介したデータは以下より無料でダウンロードいただけます。ダッシュボードでは、年代別ランキングの推移や男女別ランキング比較をお手元で操作してご覧いただけます!
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・ビスケットの性年代や志向性による購買の違いに興味がある方
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※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
北村萌|マーケティングチーム
インサイドセールスでの経験を活かしながら
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