ブルボン新旧商品比較!「ルマンド」の家族と言われる「ラングレイス」購買者はどんな人?
こんにちは、CCCMKホールディングスの加藤美帆です。
2024年9月に発売されたブルボンの新商品「ラングレイス」をご存知でしょうか?
発売直後には同じくブルボンから発売されている「ルマンド」の家族?などとSNSを騒がせました。
そこで今回は、「ラングレイス」購買者はどのような人なのか、Vカード利用者約1.3億人(有効ID数)の購買・行動データから読み解きました。
記事のもとになっている資料とデータは無料でダウンロードいただけますので、ぜひご覧ください。
■こんな方にオススメ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料、日用品などのトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
▼オススメ関連コラム
・グミ市場の変化を分析!人気のペタグーグミ・果汁グミ・タフグミ購買者の違いは?
・たべっ子どうぶつは20~40代女性で人気上昇!ビスケット・クッキー購買者の性別・年代・食の志向を分析
・話題の「じゃがりこ細いやつ」購買者を可視化!じゃがりこサラダ購買者との違いは?
目次[非表示]
- 1.今回使用するデータの概要
- 2.SNSを騒がせた「ラングレイス」購買者はどんな人?
- 2.1.基本属性
- 3.ルマンドVSラングレイス 新旧ブルボン商品購買者比較
- 3.1.基本属性
- 3.2.志向性・ライフスタイル
- 3.3.併買商品
- 4.約1.3億人の購買・行動データで購買者分析を!
今回使用するデータの概要
期間:24年9月10日~24年10月15日(ラングレイス発売日以降)
抽出元:多種多様なVポイント提携先の購買データ
対象者:全国 男女16~89歳(24年4月1日時点)
SNSを騒がせた「ラングレイス」購買者はどんな人?
発売直後にSNSを騒がせた「ラングレイス」ですが、どのような人が購買しているのでしょうか?
V会員全体と比較して、基本属性・ライフスタイル・志向性の違いなどを見ていきます。
基本属性
まずは姓年代の構成比について見ていきます。
男女で比較すると、女性人気が高い結果(+8.34pt)となりました。
年代で見てみると、40~50代がボリュームゾーンで、特に45~49歳女性に人気(16.1pt)があるようです。
ルマンドVSラングレイス 新旧ブルボン商品購買者比較
同じくブルボンから発売されているロングセラー菓子「ルマンド」購買者と比較して、基本属性・ライフスタイル・志向性の違いなどを見ていきます。
基本属性
まずは基本属性を見ていきます。
男女で比較すると、ラングレイスの方が女性人気(+11.9pt)の高い結果となりました。
対するルマンドではラングレイスと比較すると男性比率も増え(+11.9pt)、男女での差が大きく出たのが特徴的でした。
また、ラングレイス・ルマンドともにボリュームゾーンは40~50代ではありますが、ルマンドは60~80代からも人気があり、ロングセラー商品として幅広い年齢層の方から支持されている商品であると言えそうです。
志向性・ライフスタイル
次に、特徴的な志向性やライフスタイルを見ていきます。
ラングレイス購買者の志向性では、仕事家族優先タイプ(+2.1pt)、遊び家族優先タイプ(+1.5pt)、食の値引き商品好き(+2.9pt)などが高く出ていました。
ライフスタイルでは、既婚(+1.5pt)、子どもあり(+1.6pt)、持ち家一戸建て(+3.6pt)の割合が多いです。
ルマンド購買者の志向性では、遊び休日アクティブ派(+3.1pt)、仕事自己研鑽タイプ(+3.2pt)などが高く出ていました。
ライフスタイルでは、未婚(+1.5pt)、子どもなし(+1.6pt)の割合が多いです。
ラングレイス購買者は子どもがいる40~50代女性が多く、志向性でも家族を優先するタイプの方が多いことから、自分のためというよりも家族・お子さまのために購買している人が多いのかもしれません。
また、SNSで話題になっていた商品ではありますが、志向性としてSNS好きや新商品好きのスコアが高くは出ていないので、トレンドに敏感な人が購買しているというわけではなく、スーパーやドラックストアで実際に商品を目にして気になって手に取った人が多い可能性もありそうです。
併買商品
続いて、ラングレイスを購買している方が多い40~50代の女性で絞り、併買している菓子類の違いを見ていきます。
ラングレイス購買者は不二家「ホロル カマンベール」、江崎グリコ「カプリコミニ」などさまざまなブランドの菓子がランクインしていました。
また、乳酸菌が含まれている小さなお子さまでも食べられる江崎グリコ「ビスコ」の焼きりんご・メープル味がTOP10にランクインしており、やはりお子さまのために菓子類を購買している人が多いのかもしれません。
対するルマンド購買者はブルボン「バームロール」「チョコリエール」など、上位10位までブルボンから発売されている菓子がランクインしており、菓子の中でもブルボン菓子が特に好きなブルボンファンの可能性が高いです。
約1.3億人の購買・行動データで購買者分析を!
「ラングレイス・ルマンド購買者」の基本属性やライフスタイル、併買商品を見てみると、このような発見がありました。
・お子さまがいる40~50代の女性がメイン
・SNSで話題にはなったが、トレンドに敏感な人が購買しているわけではない
・ルマンドはブルボンファンが多く購買
このように、購買データや属性データを掛け合わせた分析はCCCMKホールディングスが約1.3億人(有効ID数)の属性・購買データをシングルIDで管理しているからこそできることです。
■こんな方にオススメ!
・発売した新商品がどんな属性に人気なのか確認したい
・食、飲料、日用品などのトレンドから新商品開発を行いたい
・自社商品プロモーション施策のセグメント策定を行いたい
※CCCMKホールディングスでは、セキュリティ上厳重に管理された環境のもと、個人を特定できない状態でマーケティング分析を行っております。
※本コラムに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
※本記事を引用・転載をご希望の方は、事前にお問い合わせよりご連絡ください。